2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



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生い立ちからバンド結成、
そして現在までの経緯。





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Kaede 2ndミニアルバム『秋の惑星、ハートはナイトブルー。』をプロデュースしました

9月8日にリリースされるNegiccoのKaedeさんのセカンドミニアルバム『秋の惑星、ハートはナイトブルー。』をウワノソラの角谷君と一緒にプロデュースしました。

 

Kaede『秋の惑星、ハートはナイトブルー。』2020年9月8日CDリリース

 

作品プロデュース 染谷大陽、角谷博栄

 

01.秋の惑星 -Opening-  作曲 染谷大陽  編曲 染谷大陽、角谷博栄
02.君が大人になって 作詞 作曲 編曲 染谷大陽
03.モーニングコール 作詞 榊原香保里  作曲 編曲 染谷大陽
04.さよならはハート仕掛け 作詞 榊原香保里  作曲 編曲 角谷博栄
05.セピア色の九月 作詞 榊原香保里  作曲 永井祐介  編曲 染谷大陽
06.ジュピター 作詞 作曲 編曲 角谷博栄
07.ハートはナイトブルー -Ending- 作曲 染谷大陽  編曲 染谷大陽、角谷博栄

 

作詞、作曲、編曲、録音、ミックス、マスタリングとLamp以外でここまでがっつりと任され関わらせてもらった経験は未だかつてなく、
ここはLampのリスナーが読む場所という前提で言わせてもらいますが、
Lampのニューアルバムと捉えてもらっても良いくらいのレベルで、Lampリスナー必聴の作品となりました。

 

ツイッターにも書きましたが、昨年の12月からおよそ7か月の間、何から何まで本当に思ったようにやらせていただいて、それが上の言葉に繋がっていると思います。
一過性の消費される音楽ではなく、聴き飽きることのない作品になったのではないでしょうか。 

そして、これまでKaedeさんの作品を聴いてきた方々にも、彼女のこれまでとはまた違った魅力を感じてもらえるような内容だと思っています。

歌入れにより、楽曲の雰囲気を更に高めてくれたKaedeさんに感謝しています。

 

また、今回企画を頂いた段階から角谷君と一緒に志を高く持ち、共同プロデュースした経験がとても刺激的で、今後の自分に還元されていく気がしています。

 


今回、この作品に参加してくれたミュージシャンを下記に掲載させていただきます。
(各曲演奏者詳細はCD歌詞カードのクレジットでご確認いただけます。)

Kaede : Vocal
榊原香保里 : Background Vocal, Flute
いえもとめぐみ : Background Vocal, Trumpet
永井祐介 : Background Vocal, Guitar
深町仰 : Background Vocal
田中ヤコブ : Background Vocal
染谷大陽 : Guitars, Synthesizer
角谷博栄 : Guitars, Synthesizer
荻原亮 : Electric Guitar
鈴木潤 : Rhodes Piano, Clavinet, Piano
宮脇翔平 : Rhodes Piano, Organ, Synthesizer
熊代崇人 : Electric Bass
橋本現輝 : Drums
尾方伯郎 : Percussion
安藤康平 : Flute, Baritone Sax
Special Guest : Nao☆, Megu
 

ご参加いただいた方々、本当にどうもありがとうございました。

 

僕自身、この作品に関して、仕上がりにすごく満足しているというのもありますが、
と同時に、かなりの思い入れがあるんだなと最近強く感じていまして、
制作からミックス、マスタリングで散々聴いてきたにもかかわらず、それが終わった今でも何度も繰り返し聴いています。


色々と言いたいこと書きたいことが山ほどあるのですが、
今日は作品概要をお伝えすることを主旨として、
この後、リリースに伴う広報活動の中で僕からもそういった情報も少しずつ出していけたらと思いますので、音源とともにそちらも楽しみにしていてください。

リリースされて、皆さんに聴いてもらうのがとても楽しみです。

Lamp 染谷大陽

| music-japanese | 23:05 | - | - |
Lamp『八月の詩情』10周年記念アナログ盤リリース

『八月の詩情』という5曲入りのアルバムをリリースしたのが、2010年の8月4日。

あれから10年、この作品を初めてアナログ盤でリリースすることになりました。

 

こちらの12インチLP、発売日はちょうど10年後にあたる2020年8月4日となります。

 

ここを読んでいる方は既にご存じかと思いますが、

収録曲数こそ少ないですが、タイトル曲をはじめ、一つの作品として夏という季節にあったものになっていると思います。

 

 

 

本日、Botanical House Storeで予約開始しました。

 

-----

Lamp『八月の詩情』10周年記念12インチカラーアナログ盤(クリアオレンジ)
2020年8月4日発売

アナログ盤用マスター音源使用
3つ折り歌詞カード付

BHVL-005
3300円+税

Side A
1. 青い海岸線から
2. 夢をみたくて
3. 回想

Side B
1. 昼下りの情事
2. 八月の詩情

-----

 

この機会に是非ご購入いただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| about Lamp | 15:52 | - | - |
新型コロナウイルスまわり 雑感

新型コロナウイルスの感染拡大で、世の中が変わりつつある。

というのは、僕は主にスマートフォンやパソコン越しに感じているんですが、

 

それ以降、結構目にしているのが、ウイルス感染拡大によって損害を受けた音楽業界関係者をはじめとした人たちの国に対する大きな声とミュージシャンによる音楽のシェア化。

 

 

コロナウイルスなんてものはない方が良いに決まっていて、そんなの無かった世の中の方が断然良い。

僕だっていつ感染するか分からないし、感染しなかったとしてもどういう形で自分の生活の脅威となるか分からない。

 

ただ、これはあくまで自分の感覚なんだけど、

音楽業界、なんかこれまでちょっと贅沢し過ぎたんじゃないのかな、調子に乗り過ぎたんじゃないかな、なんてことも感じる。

 

音楽なんてお金になるものとして捉えるべきじゃないし、

お金目的で音楽に関わっていくのって、僕はやっぱり嫌だし。

音楽で今月は今年はこれだけ稼げる予定だったのに、、みたいな話しは僕はあまり聞きたくない。

そして、そういう場所には良い音楽がない。

 

生きていくのにお金が必要なのは分かる。

 

けど、なんだろう。

もやもやしないと言ったら嘘になる。

 

別にみんなが貧乏になる世界はそれはそれで良いんじゃないかなとも思ったり。

 

貧しくても幸せは沢山ある。

 

別にそれを他人に強要したいわけではないけど。

 

 

ミュージシャンによる音楽のシェア化って書いたけど、

ここのところ、音楽の価値観も大きく変わっているのかな、とか思う。

 

でも、僕にとっては全然変わらないな。

 

シェアされてまわって来る音楽、

ちょっと良いなと思うこともたまにあるけど、

そこに僕はリスナーとしては価値を見出せてない。

 

正直、自分の有限な時間をその音楽を何度も聴くことに費やしたり、対価を支払おうと思わない(ほぼ全てフリーなので、対価を求められてないけど)。

 

やっぱりきちんとじっくり作られた音楽が僕は好きだ。

そういう音楽の方が断然良い。

 

作り手なら静かに熱く作って、ガツンと出す。

やっぱり僕はこれが楽しいしこれがやりたい。

| about Lamp | 01:27 | - | - |
Chico Buarque 1966-1989

大物二人の共作って企画ばかり先行して聴く気にもならないようなものがほとんどですが、

ブラジルのSSWシコ・ブアルキがイタリアの映画音楽家のエンニオ・モリコーネと共演した『Per Un Pugno Di Samba』は超傑作アルバムであります。

どちらのアーティストで考えても一番好きなアルバムに食い込んでくるかもしれないくらいの、それくらいの傑作です。

 

最近、Spotifyでシコ・ブアルキの私的ベスト盤プレイリストを作って聴いていたんですが、

Spotifyには、4枚目の1970年までのブラジル録音のオリジナルアルバムが4枚中1枚しかなかったので、Spotifyでは5枚目の『Construcao』以降でベストを組んで楽しんでいました。

 

で、今日突然やってみようと考え付いたのが、この『Per Un Pugno Di Samba』の曲目をオリジナル録音テイクで組んでみるということです。

『Per Un Pugno Di Samba』は本当に良い曲ばかりですし、テイクの違いを感じられていいかなと。

 

その収録曲12曲を最初に持ってくる形で、とても良いシコ・ブアルキのプレイリストが出来たので、それをシェアしようと思いました。

 

プレイリスト Chico Buarque 1966-1989

 

『Per Un Pugno Di Samba』は基本的には1966年から1970年の4枚の作品からピックアップされた曲で構成されていますし、『Construcao』が1971年の作品ということで繋がりもとても良いです。

 

アルバム中3曲はSpotifyに無かったので、それは『Per Un Pugno Di Samba』のヴァージョンで補填しました。

(自分のCDをリッピングしたiTunesでこれを組んだら、当時シングルB面曲であった「Umas E Outras」だけが欠ける形になりました)

 

Chico Buarque & Ennio Morricone 『Per Un Pugno Di Samba』1970年

 

シコ・ブアルキって名前があるわりに派手さにはかけるんですけど、

実はそこが良さの一つで、

その分長く味わえる音楽な気がします。

| music-brasil | 21:09 | - | - |
『THE CAMP BOOK 2020』、Lamp出演決定

Lampのライブ出演情報です。

 

下記の通り、約1年半ぶりのライブイベントへの出演が決まりました。

 

長野県の富士見高原リゾートで行われる『THE CAMP BOOK 2020』に出演します。

 

こちらでは初披露となる新曲も演奏予定ですので、是非お越しください。

 

こちらのイベントですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けまして、

開催中止となりました。

 

チケット払い戻しについては公式サイトのご案内より各自お願いいたします。

 

 

 

【イベント名】 THE CAMP BOOK 2020

 

【日程】        2020年6月13日(土) 開場9時 開演12時
                                        14日(日)  開場9時 開演10時

【会場】 富士見高原リゾート
(長野県諏訪郡富士見町境12067)

 

【チケット】     早割チケット2月27日(木)より発売開始!

 

【出演者】
Lamp / 羊文学 / ZAZEN BOYS / YOUR SONG IS GOOD 
ソウル・フラワー・ユニオン / ピーター・バラカン
FNCY (ZEN-LA-ROCK / G.RINA / 鎮座DOPENESS)
UKULELE GYPSY (キヨサク from MONGOL800)
踊ってばかりの国 / NUUAMM(青葉市子×マヒトゥ・ザ・ピーポー)
奇妙礼太郎(Band Set)/ GLIM SPANKY / eastern youth / SANABAGUN.
                                                      …and more!!

 

 

【お問い合わせ】 株式会社リペア THE CAMP BOOK 2020事務局
E-mail:  tcb2020-info@the-camp-book.com
受付時間: 平日 9:00〜18:00

 

【公式サイト】   WEBSITE
          Facebook
          Twitter
                            Instagram

 

タイムテーブル等は後日発表となります。

| about Lamp | 12:08 | - | - |
Japanese Well-made Pops on Spotify

Spotify上で毎週素敵な日本の音楽を紹介していこうと、Lampのページ上のArtist's Pick(アーティストからのおすすめ)のコーナーを利用してやっていきたいと思います。

 

毎週更新していきますので、是非、こちらLampのトップページをチェックしてみてください。

 

第1週は大沢建太郎(旧 北園みなみ)がOrangeadeで作った「Over again」という曲で、

アレンジは複雑ながらも歌のメロディーラインがポップで、瞬間瞬間で景色が見えてくるような素敵な曲です。

| music-japanese | 19:15 | - | - |
60's Magic of 60 Songs

僕が大好きな60年代の音楽のプレイリスト「 60's Magic of 60 Songs 」をSpotifyで公開しました。

Spotifyプレイリストへのリンクは下記になります。

“60's Magic of 60 Songs” on Spotify

 

下に1曲ずつ簡単な曲紹介というか、個人的なコメントを書きました。

簡単なといっても、60曲あるので、分量がすごく多いです。。

 

興味がある方は聴きながら読んでもらえたらと思います。

 

 

 

01.Les Masques 「Dis Nous Quel Est Le Chemin」1969
フランスで制作されたブラジル音楽。アルバム自体は基本的にはジャズサンバにフランス語を乗せた形です。
ピアノとヴィブラフォン、マリンバで作り出すオリエンタルな雰囲気が不思議な曲。
バンド・サウンドにこういうちょっと変わった楽器入れるだけで雰囲気が全然変わるんだなぁと思いました。
Djavanの「Nereci」という曲と共通する雰囲気を感じる曲。

 

02.Nirvana 「I Never Had A Love Like This Before」 1967
イギリスの二人組のニルヴァーナ。
イントロのピアノのコードからただならぬ感じ。このコード進行は自作曲の「ムード・ロマンティカ」で使わせてもらいました。
アレックス・スパイロパウロスの優しい歌声と絶妙な旋律。そして曲に深みと広がりを持たせるアレンジ。
美しさとオリジナリティを同時に感じる最高の1曲ですね。

 

03.Armando Trovaioli「Francoise」1967
これまたイントロから怪しい曲。普通じゃない。
こういう雰囲気の音楽を作りたいなぁと、心の中でずっと思ってます。言うなれば、常に心の目標として浮かぶ1曲です。
アルマンド・トロヴァヨーリはイタリア映画音楽作曲家で、『Don Giovanni in Sicilia』という映画に収録されているそうです。
たしか僕はこれはコンピCDで知りました。

 

04.Eternity's Children「Mrs. Bluebird」1968
イントロで一瞬オルガンのピッチが歪むのが良いです。
オルガンの刻み+ベース+ドラムの3連のリズムとコンプ感が気持ちいい曲。最近はこういうリズムの曲ってめっきり聴かなくなりました。
音の歪みに時間的な距離を感じます。
昔の素晴らしい音楽を聴くと、大事な玉手箱を空けたような気持ちになります。

 

05.Bruce & Terry「Don't Run Away」1966
歌や演奏にかかったディレイ(エコー)がちょっとサイケデリックな響きでそこがまず良い。
そして曲がとても美しい。
これは後にビーチ・ボーイズに加わるブルース・ジョンストンの曲です。
聴いた時、山下達郎「Only with you」を思い出しました。

 

06.The Association「Happiness Is」1967
アソシエイション自体は大学の頃から何枚か聴いてきましたが、このアルバムは割と近年聴きました。そこで改めてこのバンド好きだなと。
この曲が特に好きで、コーラスと転調が良いです。聴いているとコーラスの方を一緒に歌っちゃいます。
コーラスグループの演奏って、聴くと中域の和音系の楽器、鍵盤やギターがそんなに大きく入ってませんよね。コーラスを邪魔しないように音符も短めだったり。なるほど。

 

07.The Critters「Mr. Dieingly Sad」1966
クリッターズも存在やジャケットは知っていたんですが、ずっと聴かずに来て、Spotifyにあったので聴いてみたら、この曲が今の自分にしっくり来ました。曲に合った優しい歌声が気に入りました。
昔はこういう全音下降進行の曲って大好きだったんですが、最近また自分の中できてます。このプレイリストにはこの曲と同系統のコード進行の曲が何度か出てきます。

 

08.The Tradewinds「New York's A Lonely Town」1967
ビーチ・ボーイズ調というかホットロッド調というか、とにかくポップで、歌のファルセットが気持ち良く、大好きな曲です。
2分強で終わっちゃうのも良いですね。
67年にしては少し前のサウンドに感じるなと思ったら、65年にシングルでリリースされたようです。

 

09.The Bob Crewe Generation Orchestra 「Barbarella」1968
映画のサントラの曲で、この曲の魅力は何といっても歌とコーラスの表現。
息を続けたまま音程を行き来する箇所がとても多く、そこが大好きです。
一緒に歌ってて真似しちゃいます。
ブレイクするところに溜め息を入れて音程を下げるアレンジ、最高です。
僕もやりたい。
と絶賛しつつ、昔一緒に住んでた脇田がこれのCDを買ってきて聴いた時はなぜかそこまでピンと来なかったのを覚えています。

 

10.Quincy Jones「Who Needs Forever」1966
出だしの「Who Needs Forever〜」のメロディでもう名曲感が漂ってきます。
「あ、この曲絶対普通じゃない」ってなりますね。
クインシー・ジョーンズが音楽を担当した映画のサントラで、歌はアストラッド・ジルベルト。
なので、主題歌はボッサ調です。

 

11.The Impressions「The Girl I Find」1969
これのCDは持ってるんですが、そんなに聴いてなくて、Spotifyで改めて聴いたらすごく気に入っちゃいました。
完全にカーティス・メイフィールドの世界観です。
曲調もアレンジもこの翌年リリースのカーティス・メイフィールドの1stソロアルバムに繋がる曲ですね。
カーティスってオーボエ好きだなぁ。僕もオーボエの音大好き。

 

12.Jan & Dean「When Sunny Gets Blue」1966
この曲はジャズスタンダードのカバーです。
メロトロン(というサンプリングマシンの元祖となる鍵盤楽器)を多用して作り出されたこの雰囲気が最高。
ドラムが入ってないせいなのか、ここまでメロトロンが前面に押し出されたサウンドって珍しい気がする。

 

13.The Four Seasons 「Wall Street Village Day」1968
フォー・シーズンズのこのアルバムはどの曲も大好きなので、選ぶのが難しかった。
最終的に「Look Up Look Over」とかなり迷いましたが、僕の場合すぐしっとりした曲に流れちゃう傾向があるので、今回はこちらにしました。
バスドラが入るタイミングがブラジル北東部の音楽でよくあるリズムパターンに似ていて好み。ノリノリで聴く1曲です。

 

14.The Lovin' Spoonful「Didn't Want To Have To Do It」1966
この曲の気怠く切ない雰囲気、最高です。
ロジャー・ニコルスのヴァージョンで知り、そっちもすごく好きなんですが、このオリジナルヴァージョンの方がもっと好きです。
永井作の「心の窓辺に赤い花を飾って」はこの曲からも影響受けているのかなとか思いました。

 

15.The New Wave「Autrefois (J'ai Aimé Une Femme)」1967
Spotifyで初めて聴いた作品です。
曲はミシェル・ルグランの「Watch What Happens」のカバーです。
ボサノヴァのよくある進行の曲で、たしか日本語でも似た曲があるよなと思ったら、浅丘ルリ子の「シャム猫を抱いて」でした。

 

16.The Byrds「Get To You」1968
バーズというと、ビートルズのような曲調からフォークロック、カントリー、サイケ、ラガロック等色んな曲をやっているイメージがありますが、
こういう3拍子というのか6拍子というのか、なんだかんだ僕はどこにもあてはまらない(バーズの全ての要素が混ざったともいえる)この曲が一番好きですね。
初めて聴いた時からずっと好きな曲です。

 

17.Donovan「Ferris Wheel」1966
曲が始まって、アコギ、ベース、パーカッション、シタール、歌と入って来て、ただ「最高〜」となる曲です。
ひたすら音楽に身を委ねていたくなる、そんな1曲。
ドノヴァンは高校の頃にたまたまテレビで観た映画に使われていた「Season of the Witch」が気に入り、ベスト盤を買ったのが聴き始めたきっかけでした。この『Sunshine Superman』というアルバムはドノヴァン初心者にオススメのアルバムです。

 

18.Tenorio Jr.「Nebulosa」1964
ポップでキャッチ―なピアノトリオのインストナンバー。
ジャズサンバでこういう音階を使った曲って珍しく、それが見事にはまってます。
これを聴いた当時、良い意味で「この曲だけ他のジャズサンバとなんか違うじゃん」と思ったのをよく覚えています。

 

19.The City「Snow Queen」1968
キャロル・キングがソロアルバムを出す前にダニー・コーチマー等と組んだバンド。
特にこの曲なんかはキャロル・キングのソロ作と並べて聴ける感じです。
演奏が乗っていって、最後終わるころにはだいぶテンポアップしてるのが良い。
永井の「或る夜」(公式未リリース曲です)はこの曲を意識したのかな。

 

20.Chad & Jeremy「Painted Dayglow Smile」1968
イギリスのフォークデュオ、チャド&ジェレミーのサイケ時代の作品。
特に後半のトトロが出てきそうなポップな展開が大好き。
曲も不思議だけど、ジャケットも不思議。

 

21.Tony Hatch「Call Me」1966
この曲を初めて聴いた大学生の時、「なんてお洒落な曲なんだ」と思ったと同時に、
作曲者のトニー・ハッチ・オーケストラのCDを貸してくれた山本勇樹くんのことも「なんてお洒落な人なんだ」と思ったことを覚えています。
この都会的な軽やかな雰囲気が郊外出身の田舎者の僕には衝撃的な1曲でした。

 

22.The Monkees「Porpoise Song」1968
モンキーズのサイケ期の代表曲。映画用に作られた曲だと思います。
モンキーズはそんなに熱心に聴いてきたわけではないんですが、この曲のマジカルミステリツアーのビートルズのようなポップでサイケな雰囲気が大好きです。
これキャロル・キングの作曲なんですね。ずっと知らずに聴いてました。

 

23.Antonio Carlos Jobim「Surfboard」1967
ジョビンのインスト。
拍子がどうなっているのかよく分かりません。演奏するの大変そう。
65年には既に発表されていた曲ながらボサノヴァの枠から大きく逸脱する冒険心溢れる曲で、ジョビン自身も気に入ってる曲なのか何度か再録リリースしています。

 

24.Harpers Bizarre「Me, Japanese Boy」1968
この曲のアメリカ人から見た(言ってみれば正しくない)日本観に憧れて、インスピレーションを得て、『ランプ幻想』というアルバムを作りました。
ウィンドチャイムとか金属系の打楽器とウッドブロックが効いています。
歌詞がシンプルで英語に慣れていない僕なんかでもグッときます。この曲、素敵すぎませんか?
ちなみに、これはバート・バカラックの曲のカバーになります。

 

25.Archie Bell & The Drells「Tighten Up (Part 1)」1968
ファーストアルバムの1曲目から掴みはOKですね。
こういうシンプルな曲、やってみたいな。
様々な掛け声やラフな手拍子が入っているのが良いです。
この時代から70年代前半あたりのスウィートなソウルが大好きです。

 

26.Simon & Garfunkel「So Long, Frank Lloyd Wright」1969
ボサノヴァが世界的な音楽になってから、ブラジル以外の色んなところでボサノヴァ調の音楽が作られましたが、個人的には、サイモン&ガーファンクルのこの曲がボサノヴァの良いところを上手く消化し吐き出しているという意味でナンバー1かなと感じています。
このデュオは他にも「America」「Sound of Silence」「Mrs. Robinson」「Scarborough Fair」等、同等に素晴らしい曲がたくさんありますが、それらはベスト盤に絶対入るような有名曲でして、プレイリストとして1曲選ぶとこれかなと。
僕たちがMaganacyというバーでライブをやっていた2001年頃にこの曲を演奏しました。

 

27.Piero Piccioni「Amanda's Train」1969
ピッチオーニはイタリアの映画音楽作曲家です。好き過ぎて1曲選ぶのが大変でした。
「Mr. Dante Fontana」という個人的に傑作キラーチューンだと思っている曲があるのですが、好きなヴァージョンがSpotifyになかったので、この曲を選びました。
この「Amanda's Train」を聴いてもらうと分かる通り、この人のメロディーって滅茶苦茶切ないんですよ。
ピッチオーニには本当に影響を受けまくってます。

 

28.The Millennium「5 A.M.」1968
ミレニウムは「The Island」や「There is nothing more to say」等、他にも良い曲があるのですが、この曲にしました。
今聴くとスネアのチューニングが高過ぎるのが耳に痛く少々残念ですが、それ以外はすごく良いです。

 

29.The Zombies「Tell Her No」1965
イントロのウーリッツァーのフレーズから最高です。
歌の入りのメジャーセブンスコードが気持ち良い曲。
コリン・ブランストンの声はいつ聴いても良いですね。

 

30.Walter Wanderley「Soulful Strut」1969
ワルター・ワンダレイはブラジルのオルガン奏者です。
こちらも先ほどの「Call Me」同様、明るくご機嫌なインストナンバーです。
こういう曲は生活に彩を与えてくれて、ただ流しているだけで良い感じ。1人で聴いていてもあがりますね。

 

31.Georgie Fame & The Blue Flames「Moody's Mood For Love」1964 
この曲はジャズスタンダードのカバーで、僕はこのジョージィ・フェイムのヴァージョンが大好きです。
歌詞見ながら歌いまくってました。そのせいで今でも結構歌詞を覚えてる。
パッションを感じる歌いまわしがたまりません。
タイトル通りすごくムーディーな曲ですが、録音の古さもムードを高めています。
若い時分にこんな素敵なものに触れたらおかしくなっちゃいますよね。

 

32.Jorge Ben「Que Pena」1969
キレのある演奏にディレイの効いた歌が乗るという不思議なサウンド。
歌にこういうディレイを使っていた頃のジョルジ・ベン好きだなぁ。
最後歌のディレイが増幅するところのサイケ感がたまりません。

 

33.Ennio Morricone「Matto, Caldo, Soldi, Morto... Girotondo」1969
この曲はイントロが始まった瞬間からやばいのがわかる系の曲ですね。
エッシャーのひたすら階段を降りていく錯視の絵のような不思議な曲。
サイケ過ぎる。
これは当時脇田に聴かせてもらったなぁ。
ジョビン作の「三月の水」も少し近い感じがします。

 

34.The Rolling Stones「She's A Rainbow」1967
イントロのエレピはウーリッツァーにコンプを強くかけたってことで良いのかな。
すごく有名なイントロだけど、以前何の楽器かネットで調べたら特に詳しく出てこなかった気がする。

永井曰く、普通のアコースティック・ピアノだそうです。

ピアノであんな変わった音作れるのかぁ。

演奏しているのはニッキー・ホプキンスだと思います。
この曲の「ウッララー、ウラッラッララー」っていう生意気な声の?コーラスがすごく好きです。ちょっと菅井協太くんっぽい声。

 

35.Claudine Longet「Who Needs You」1968
昔Lampでカバーした曲。
イントロのスキャットでは一瞬香保里さんと永井?と思ったり思わなかったりするかもしれません。
男声のトミー・リピューマの声がキラキラしてて素敵です。

 

36.The Velvet Underground「Sunday Morning」1967
あー、60年代って最高だなぁと思わせてくれる1曲。今でも好きなアルバムですが、これを一番聴いたのは大学1年の時。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドがなんでこんなに良いかというと、色々あるけど、やっぱり一番はルー・リードの声と歌い方が良過ぎるから。
最近だとマック・デマルコが同じ系統の歌だと思う。

 

37.Marcos Valle「The Face I Love」1968
こちらも昔Lampでカバーしてました。
マルコス・ヴァーリとアナマリアのピッチがしっかりしていて、ハモリも気持ちいいです。
「Call Me」と同じ系統のコード進行ですね。素敵です。
マルコス・ヴァーリの代表曲というと「サマーサンバ」ですが、僕はこっちかなぁ。

 

38.Harry Nilsson「Everybody's Talkin'」1968
『真夜中のカーボーイ』という映画に使われた曲です。といっても僕は映画は観てませんが。
「この時代のアメリカ、最高!」と思っちゃう曲です。といっても僕はアメリカに足を踏み入れたことはありませんが。
先ほどのドノヴァンの「Ferris Wheel」と一緒で、とにかくこのザ・60年代という雰囲気に身を委ねていたくなる系の曲です。とにかく雰囲気が好き。
アコギはもちろん、その雰囲気作りに一役買ってるのがこのドラムなのかも。と思い、ミックスで控え目なドラムに注目して聴いている今日この頃です。

 

39.Gal E Caetano Veloso「Onde Eu Nasci Passa Um Rio」1967
ブラジルのカエターノ・ヴェローゾとガル・コスタによる気怠いボサノヴァ作品で、アルバム自体が神懸っているのですが、特にこの曲が好きです。
ドリ・カイミの音と音をぶつけてくるアレンジもはまっています。
この曲のリズムパターンが所謂ブラジル北東部由来のもので、この二人の出身のバイーアの音楽の伝統的なリズムです。

 

40.Stevie Wonder「My Cherie Amour」1969
親父が持っていたレコード『Hotter Than July』がスティービー・ワンダー初体験だったのですが、
その他の有名曲はベスト盤レコードで初めて聴きました。
そこに収められていたこの曲や「If you really love me」なんかがすごく好きでしたね。
スティーヴィー・ワンダーも、やっぱり何が良いってこの歌声なんですよね。歌とか声って本当に大事な要素です。

 

41.Astrud Gilberto「Photograph」1965
ジョビンってこういうシンプルなメロディ(2つの音の往来)で景色を豊かに聴かせるのが得意で、
僕も作曲面ですごく影響を受けました。
ジョビン曲を歌ったアストラッド・ジルベルトのトラックって沢山ありますが、その中でどれか一つと言われたら僕はこれかなぁ。

 

42.France Gall「La Cloche」1964
フランス・ギャルは60年代以降も活躍したようですが、個人的にはこの時代を象徴するようなシンガーです。
僕の場合聴くのはほとんど1stだけです。
この曲とか、聴いた全ての人を捉えて離さないような強い魅力があると思います。
この微妙なズレの気持ち良さ。なんなんでしょう。

 

43.The Kinks「All Of My Friends Were There」1968
キンクスってすごく独特で味のあるバンドです。
最近はそんなに聴いていないんですが、久々に『アーサー〜』とか聴いたら以前より良い感じに聴こえたり。
レイ・デイヴィスってすごく物を作る才能のある人だと感じますね。
僕が一番好きな作品はこの曲が入ってる『The Kinks Are the Village Green Preservation Society』です。
そこに収録されている「People Take Pictures of Each Other」という曲もすごく好きです。

 

44.Spanky & Our Gang「Hong Kong Blues」1969
イントロのオリエンタルな雰囲気はカリンバという指で弾く小さな楽器です。
その後に続くのはタイのラナートという楽器かな?こういう微妙な音程の楽器良い。
調べると1940年代に作られた曲で様々なカバーがあるようです。
僕はこのスパンキー&アワ・ギャングのヴァージョンでこの曲を初めて知りました。
ちなみに同アルバムに収録されているボサ調の「Without Rhyme or Reason」も大好きです。

 

45.Pink Floyd‎「See Emily Play」1967
ピンク・フロイドの作品で僕が興味を持って聴くのはシド・バレットが在籍した時期のものだけです。
最初のシングル2枚と1stアルバムですね。これらは本当にどれも良くて、自分にしっくりきます。
シド・バレットの作る曲って、この感性はどこから来たんだろうって思うくらい独特なメロディーで、しかも歌声もすごく良いんですよね。

 

46.Nick De Caro And Orchestra「Caroline, No」1969
この感じが好きな人には、ニック・デカロの『Italian Graffiti』(74年)の「Wailing Wall」もオススメです。
そちらはトッド・ラングレンのカバーで、この「Caroline, No」はビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの曲のカバーです。
僕はこのニック・デカロのヴァージョンを聴くまで、『ペット・サウンズ』内での「Caroline, No」の位置付けってそこまで高くなかったのですが、これを聴いてその良さに大いに気付けました。ニック・デカロの優しい声が最高です。

 

47.The Hollies「Bus Stop」1966
60年代のヒット曲の一つで、うちの両親が好きで、僕が小さい頃から家でよくかかってました。
意識的に音楽を聴くようになってから、自分でも買って聴くようになった曲の一つです。
こういう曲の存在があったから、ビートルズと同時代の音楽を他にももっと知りたいと思えるようになったのでした。

 

48.Francis Lai「Un Homme Et Une Femme」1966
これは誰もが耳にしたことがある旋律だと思います。
映画『男と女』の主題歌です。
このダバダバダのぶっきらぼう且つピッチが定まらない歌が最高です。
この頃ヨーロッパでは沢山のボサ調の曲が作られたそうです。

 

49.The Five Stairsteps「Ooh, Baby, Baby」1967
The Miraclesのスモーキー・ロビンソンの曲で、こちらはカバーです。
同じシカゴのカーティス・メイフィールドがプロデュースしたもので、サウンドも良い感じ。
70年代のメロウなソウルに繋がっていく名曲だと思います。

 

50.The Groop「The Jet Song」1969
これはSpotifyで初めて聴きました。
転調がとても面白い曲。
転調後、最後の解決の仕方をジェット機が上昇していく音のように聞かせるアイディアが素敵です。

 

51.The Cyrkle「The Visit (She Was Here)」1967
地味なボサ調の曲ながら、気怠さが心地良い、魅力的な曲だと思います。
歌詞の「She Was Here」でハモるところが良いですね。
このサークルは、1970年に「The Minx」という映画の音楽を作りましたが、その表題曲のヴォーカルヴァージョンもやはりボサ調で、そちらは更に好きです。

 

52.Peter And Gordon「A World Without Love」1964
先ほどのホリーズ「Bus Stop」と同じく、僕が小さい頃から家でよくかかっていた曲で、
高校に上がり、ギターを少し弾けるようになると、耳コピして弾いたりしていました。
すごくビートルズっぽい曲ですよね。そうなんです。これはポール・マッカトニーが彼らに作った曲なんです。
ウィキペディアに、ポールがこの曲を作ったのは提供の6年前と書いてありましたが、なぜビートルズはこれを自分たちでやらなかったのかと思いました。

 

53.Roger Nichols & The Small Circle Of Friends「Don't Take Your Time」1968
大学に入りソフトロックの名盤として山本くんに最初に借りたCDだったかな。
とにかくこの1曲目が印象的でした。
その後、未だにこんなビートの曲に出会ってない気がします。
ストリングスアレンジやピアノの演奏なんかも滅茶苦茶攻めてますよね。
これまで何度も聴いてきたのに未だにどういう曲か分からないという。。でも音楽ってそれで良い気がする。

 

54.Laurindo Almeida「The Girl From Ipanema」1964
ジョビンの数あるボサノヴァ作品の中でも、一番有名な「イパネマの娘」。
このカバーは、口笛とローリンド・アルメイダのギターが軽やかで良い雰囲気です。
この曲がすごいのは、Bメロにあたる部分(ブリッジ部)の普通じゃない転調の仕方だと思います。
2番の頭で調をどう戻すかという問題の部分も、とてもスムースに繋がっているように聞こえます。

 

55.Peter, Paul And Mary「Lemon Tree」1962
両親がピーター・ポール&マリーの音楽が好きで、僕もいつの間にか好きになってました。
小学生の頃に、気に入っていた「Gone The Rainbow(虹と共に消えた恋)」を聞き取りでカタカナに起こして一緒に歌ってました。CDを1秒単位で巻き戻してストップして聞き取りました。すごい執念。
そんなわけで、僕が人生で初めて自発的にCDをかけたアーティストです。
62年とのことですが、ミックスも改善されており、今聴くとリズム等ちょっとモダンな感じがしました。

 

56.Spiral Starecase「Broken Hearted Man」1969
中性的で伸びやかなボーカルが気持ち良いグループです。
大学の頃によく聴いていて、それ以降はずっと聴いていなかったのですが、Spotifyで久々に聴いたらやはり良かったです。
たまにはこういう元気で力強い音楽も良いなと思います。

 

57.Luiz Henrique「Alicinha」1967
これはボサノヴァのアルバムとしてはそこまで名盤扱いされていませんけど、個人的にはとても好きな1枚で今でもよく聴いています。
いつもアルバムで聴いているので、あんまり曲単位で考えたことなかったのですが、プレイリストを作るにあたりこの曲を選んでみました。
アコーディオンとスキャットをシヴーカが同時録音していて、それがとても効いています。

 

58.The Dave Clark Five「Because」1964
60年代のヒット曲の一つ。
これの音源は家には無くて、親父が時々ギターを弾きながら歌っているのを聴いて、良いなと思っていた曲です。
ドラゴンボールの初代エンディングテーマ「ロマンティックあげるよ」を思い起こします。

 

59.Ennio Morricone - Bruno Nicolai「Metti, Una Sera A Cena」1969
歌のラインがアルペジオのようで、初めて聴いた時、そこが衝撃的でした。
なるべく1アーティスト1曲にしようと思ってプレイリストを作ったのですが、モリコーネは甲乙付け難く結局2曲選んじゃいました(アストラッド・ジルベルトも歌唱は計2曲ですね)。

 

60.The Free Design「Make The Madness Stop」1967
フリー・デザインを初めて聴いた当時そこまでピンと来なくて、それ以降熱心に聴いてこなかったのですが、久々に耳を傾けてみたら、この曲にグッときちゃいました。
途中に出てきたモリコーネの「Matto, Caldo, Soldi, Morto... Girotondo」のような、僕、こういう下降系のコード進行に弱いんだと思います。

| music-rock/pops | 18:38 | - | - |
Trip to 70's in Brazil on Spotify

以前、Spotifyに1980年代ブラジルのプレイリスト「Melancolic Nostalgic 80s MPB」を公開しましたが、
今回は1970年代に絞った選曲でプレイリストを公開します。


プレイリスト on Spotify
「Trip to 70's in Brazil」

 

 

1.Gonzaguinha「Vai Meu Povo」1978
このアルバムはSpotifyで初めて聴きました。
作曲者がゴンザギーニャになってますが、曲調的におそらくイヴァン・リンスが半分以上関わっているような形だと思います。
ネットでこのアルバムのクレジットを検索したところ、演奏者がミナス系ミュージシャン大勢とイヴァン・リンス、ジルソン・ペランゼッタ等個人的にかなりやばいメンツでした。フィジカルで持っていたい1枚ですね。
特にこの曲が良かったんですが、アルバム自体もエフェクティブで、ミナスっぽい(ミルトン的な)暗さ&怪しさもあり、良いです。

 

2.Jorge Ben「Apareceu Aparecida」1970
ジョルジ・ベンの最高傑作からの1曲。アルバム全体良いので、どの曲にするか迷いました。
このアルバムの演奏はトリオ・モコトーとのことで、グルーヴ感がたまりません。

 

3.Gilberto Gil「Retiros Espirituais」1975
ジルベルト・ジルの傑作バラード。カエターノのような旋律ですね。
こういう昔のクリック(メトロノーム)を使わないで段々テンポがはやくなっていっちゃう演奏、良いなぁと思います。
途中で出てくるマイナーメジャーセブンスはこの曲の肝だと思うのですが、「さち子」で使わせてもらいました。
最後に1オクターブ高くなるところがこの曲のハイライトです。

 

4.Edson Frederico「Bobeira」1975
ひたすらフェンダーローズ+リズム隊のグルーヴが気持ち良い曲ですね。
プレイリスト後半に出てくるオルランヂーヴォという人の曲です。

 

5.Lo Borges「Clube Da Esquina Nº 2」1979
このブログではもう何度も紹介しているロー・ボルジェスの超名盤の超名曲です。
音楽の魔法。
人生で1番好きなアルバムなので、これを入れないわけにはいきません。

 

6.Antonio Carlos E Jocafi「Glorioso Santo Antonio」1973
呪文的なイントロからのグルーヴィーな演奏のギャップ、そして、微妙に怪しいピッチ感、全てのバランスが最高です。
バスドラとハイハットがすごく気持ちいい。
コード感が少ないとこれくらいピッチ(もしくはチューニング?)がずれていても気持ちよく聴けちゃうんだなぁ。

 

7.Edu Lobo「Zanzibar」1970
エドゥ・ロボって不思議な名曲多いんですよ。
「Casa Forte」とか「Upa Neguinho」とか、カバーされまくってます。
このアルバムはエルメート・パスコアルやアイアート・モレイラ等のQuarteto Novoが演奏しています。
エンディングのエルメートのウーリーのソロが熱いです。

 

8.Toninho Horta E Orquestra Fantasma「Diana」1979
ミナス系アーティストの代表的な存在、トニーニョ・オルタの、難解で不思議で、けど美しく、そして切ない曲。
ローズとアープが効果的な1曲です。
これが流れている間、ただただ音楽に浸っていたい。そんな曲です。

 

9.Beto Guedes「Feira Moderna」1978
ベト・ゲヂスはいろんな楽器を演奏するミナスのマルチ・プレイヤーです。
昔の曲ってほとんどSpotifyにないんですよね。
ここでは西欧的なロックの8ビートにベトの切ない曲が乗る代表曲を選びました。
ファズ・ギターのソロはベト本人によるもの。
「誰も知らない」なんかはこの感じに影響を受けました。

 

10.Sergio Mendes「Aquelas Coisas Todas」1979
セルジオ・メンデスによるトニーニョ・オルタの名曲カバー。
女性のダブル・ヴォーカルで、本人のヴァージョンよりポップな印象です。

 

11.Zizi Possi「Luz E Misterio」1979
ジジ・ポッシによるベト・ゲヂスの名曲カバー。
原曲が滅茶苦茶いいので、誰がやっても素晴らしい出来になりますね。
このアルバムはSpotifyで初めて聴きました。というか、ジジ・ポッシ自体そんなに持ってないです。
色んな人の作品に参加しているようで、本人の作品はそんなに聴かずとも声は色んなところで聴いてきました。

 

12.Simone「Valsa Rancho」1977
シモーネによるフランシス・ハイミの名曲カバー。
本人のヴァージョンも好きですが、ミナス臭の強いこっちのヴァージョンの方がもっと好きかもしれません。

 

13.Ivan Lins「Velas Icadas」1979
イヴァン・リンスも名曲が多すぎてどれにするかかなり迷いました。
この時期、ジルソン・ペランゼッタ(この曲ではエレピ担当)とイヴァン・リンスのコンビで名曲・名演を沢山残しました。

 

14.Carlos Lyra「Canaa」1975
ボサノヴァ期が有名なカルロス・リラですが、このアルバムが一番好きです。
シンセの音色が時代感を醸し出していて最高です。
落ち着く1曲。

 

15.Joao Donato「Acalanto Para Enganar Regina」1978
最近出たジョアン・ドナートの70年代の未発表音源集からの1曲です。
僕は4枚組ボックスで聴いたわけではありませんが、このアルバム自体は、ジョアン・ドナートが、ミルトン・ナシメントとかノヴェリみたいな雰囲気の音楽をやっているという、とても意外で珍しい音源集でした。
何度も繰り返し聴いています。
この曲の女声はクアルテート・エン・シーに聴こえますが、誰でしょう。
地味ながらも流していると沁みる一曲です。

 

16.Francis Hime「Luisa」1977
長い間、一緒にやっていたフランシス・ハイミとシコ・ブアルキのデュエット曲。
鳥肌無しには聴けません。
初めて聴く人には二人の声が区別が付かないと思いますが、出だしがシコ・ブアルキ、次のフレーズがフランシス・ハイミです(2番は逆になってます)。
ピアノとフルートだけのシンプルな演奏ですが、とても感動的な曲です。

 

17.Teti「Passaras, Passaras, Passaras」1979
テチが同じセアラ―のアーティスト、ファギネルとデュエットしている曲です。
ギターやアレンジを担当しているのはトニーニョ・オルタ。
この曲はちょっと日本の演歌のようなものを感じる部分もありますね。
最後の二人のハーモニーにいつも鳥肌が立ちます。

 

18.Milton Nascimento「Paixao E Fe」1978
ミナスのアーティストで最も有名なミルトン・ナシメント、どの曲にするかすごく悩みました。
これは同じミナスのアーティスト、タヴィーニョ・モウラの曲のカバーです。
演奏も、タヴィーニョ・モウラ本人の他、ネルソン・アンジェロ、ノヴェリ(ベース)、ベト・ゲヂス(バンドリン)等々、ミナス勢が多数参加しています。

 

19.Djavan「Serrado」1978
ジャヴァンはこの曲でも感じられるように、分かりやすくも洗練された楽曲を得意としていて、また、日本人の我々にとってもブラジル音楽に入っていきやすいきっかけになるアーティストの一人かなと思います。
いつの時代の作品を聴いてもジャヴァンらしいオリジナリティ、すなわち音楽的な意欲が感じられます。
今回は70年代縛りなので、この2ndアルバムの代表曲でもあり、個人的にも大好きな曲を選びました。シンプルにかっこいい曲ですね。

 

20.Quarteto Em Cy「Cavalo-Ferro」1972
女性4人姉妹のコーラスグループ。このアルバムが一番人気があるような気がします。
僕もこのアルバムが一番好きです。
ちょっと暗さがあって良いんです。
この曲は、メロディーの所為かもしれませんが、ブラジル北東部のノリに少し西欧的なリズムが混じっているように聞こえて面白いです。

 

21.Raimundo Fagner「Cebola Cortada」1977
ファギネルというダミ声のシンガーです。
最初はいまいち歌声に馴染めなかったんですが、聴いている内にむしろこの声を求めるようになっていました。
このアルバムはエルメート・パスコアルが参加しており、かなり混沌とした仕上がりになっています。

 

22.Gal Costa「De Onde Vem O Baiao」1978
同じバイーアのジルベルト・ジルの曲を歌うガル・コスタ。
バックにトニーニョ・オルタやヴァギネル・チゾ等のミナス系のアーティストが参加しているというのが個人的なポイントです。
パウリーニョ・ブラガのドラム(特にバスドラ)とシヴーカのアコーディオンが効果的な1曲です。

 

23.Novos Baianos「Misterio Do Planeta」1972
こちらもバイーア出身のアーティスト、ノヴォス・バイアノスの傑作2ndアルバムです。
ガット・ギターと歌だけのところからバンドが加わるアレンジを得意としていて、この曲もそこがすごく気持ちいいです。

 

24.Caetano Veloso「Julia / Moreno」1973
バイーア出身のアーティストで一番有名なカエターノ・ヴェローゾ、良い曲が多すぎてどれにするか迷いました。
個人的にカエターノは70年代前半よりも70年代後半、更に70年代後半よりも80年代の方が好きな曲が多いのですが、ここでは73年のアルバムよりちょっと変わった、そしてカエターノらしい1曲を選んでみました。
1フレーズ毎に音符が足されていく構成が面白いですね。

 

25.Vinicius De Moraes Con Maria Creuza Y Toquinho「Que Maravilha」1970
ヴィニシウスとトッキーニョのコンビがマリア・クレウザを迎えたアルゼンチンでのライブ盤です。
僕はアゴゴ(金属の打楽器)が大好きなのですが、アゴゴが入った曲というと一番初めにこれが思い浮かびます。

 

26.Elis & Tom「So Tinha De Ser Com Voce」
地味ながらもジョビンの作曲の面白さが際立つ1曲。
エレス・レジーナの力みのない歌と、セザール・カマルゴ・マリアーノのローズが心地良いですね。

 

27.Orlandivo「Onde Anda O Meu Amor」
アレンジや鍵盤でジョアン・ドナートが参加すると、とにかくグルーヴィーになります。
(Spotifyにはオリジナル・アルバムがなかったんですが)このアルバムを聴いてもらえると、それがよく分かると思います。

 

28.Tania Maria「Samba De Orly」1975
タニア・マリアによるカバーで、作曲者はトッキーニョだそう。
原曲にはこのヘンテコなメロディーのイントロがなかったので、このイントロはタニア・マリアのアイディアなのかもしれません。
このヴァージョンを聴いて、こういうヘンテコなイントロの曲が作りたい!と感化された僕は「ムード・ロマンティカ」という曲を作りました。

 

29.Doris Monteiro「Maita」1976
ドリス・モンテイロは印象が地味であんまり聴いているわけではないんですが、この曲はリズム・アレンジが印象的な爽やかなで好きな1曲です。
最後、歌の譜割を変えるアイディアが面白かったのか?よく分かりませんが歌いながら笑っちゃってます。こういう余裕欲しいなと思いました。

 

30.Anamaria E Mauricio「Fatal Fatal」1972
ソフト・ロックっぽいお洒落さのある曲です。彼らの1stアルバムは、よりポップで結構聴きました。
この2ndで一番好きな曲を選びました。
二人の歯切れの良い歌声とオルガンが印象的な曲。

 

31.Chico Buarque「Sinal Fechado」1974
シコ・ブアルキのカバー曲集から。
この暗さと緊張感がすごく好きで、選びました。

 

32.Antonio Carlos Jobim「Boto」1976
アントニオ・カルロス・ジョビンの70年代の作風をよく表している一曲だと思います。
こういった曲調は50〜60年代のボサノヴァ期のジョビンの印象からはちょっと想像付きません。
ビリンバウの音で始まり、そこからバンドが入ってくる感じが溜まりません。
エドゥ・ロボの音楽なんかもそうなんですが、この不協和音を楽しめるようになるとブラジル音楽を聴く楽しみが一気に広がります。

 

33.Dory Caymmi「Nosso Homem Em Tres Pontas」1972
ミナス系のミュージシャンと作ったドリ・カイミの1stアルバムのラストを締める暗く重たくも壮大な1曲です。
歌詞はなく、スキャットで歌っているところが神々しいですね。
ヴァギネル・チゾのロータリーを使用していないオルガンも良い感じです。

 

34.Milton Nascimento & Lo Borges「Um Gosto De Sol」1972
後半の感じもものすごく好きなんですが、
この前半の「悟り」的な雰囲気はなんなんでしょう。
聴いていると涙が溢れ、違う時空に誘われるような、特別な一曲だと思います。

 

35.Sidney Miller「Línguas De Fogo」1974
ミナス系がバックの演奏をやっているといわれている一枚です。
詳しくは分かりませんが、音を聴いて、同時期のミナス系の作品にすごく似ていると思いました。

 

36.O Têrço「Ponto Final」1975
ヴィニシウス・カントアリアやフラヴィオ・ヴェントゥリーニが在籍していたことで有名なロック・バンド。
プログレっぽさを感じる1曲です。

 

37.14 Bis「Tres Ranchos」1979
こちらもフラヴィオ・ヴェントゥリーニが在籍していたロック・バンドです。この曲を歌っているのはフラヴィオですね。
曲はタヴィーニョ・モウラとの共作曲のようです。

 

38.Guilherme Arantes「Estrelas」1979
プレイリストの最後は「僕たちの人生良かったね」って雰囲気?の、ギレルメ・アランチスの切ないバラードにしました。

| music-brasil | 20:41 | - | - |
2020年、明けましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

2020年になりまして、Lamp結成から20年を迎える年になりました。

 

結成したのは2000年の1月末だったので、今月の末でちょうど結成20年ということになります。

 

2019年を振り返ると、ライブは2月のミツメ主催のライブイベントへの出演のみでした。

2017年、2018年はライブをたくさんやりましたが、2019年は露出の少ない年となりました。

 

リリースの方は、4月にライブ盤CD、9月にライブDVDを、どちらも自主で出しました。

 

年末には、アーティスト写真の撮影に行きました。

 

傍から見ると動きの少ない年だったかと思います。

実際に最後の数カ月は自宅でひたすら曲作りをやっていました。

 

 

今年は、主には次のアルバムリリースに向けて作曲(僕は既に全曲作り終えています)〜編曲〜レコーディングと制作を進めていくことが中心になっていくと思います。

 

聴いてくれた人に、音楽的な良さとともに、Lampとしても更新されているような何か新しい感覚を感じてもらえるものが作れたらと思っています。

 

楽しみにしていてください。

| about Lamp | 16:54 | - | - |
Lampメンバーそれぞれのベスト20

先月、SNSを利用し、Lampの公式曲のリスナー投票をして、Lampベスト20を発表しました。

その際に、メンバー票も含めるために、予め永井と香保里さんにも自身のベスト20を半ば無理矢理決めてもらっていたのですが、

僕のベスト20も併せて、今日はそれらを掲載したいと思います。

 

榊原香保里

1. さち子
2. Fantasy
3. 儚き春の一幕
4. 君とぼくとのさよならに
5. シンフォニー
6. 遠い旅路
7. 夜会にて
8. 八月の詩情
9. 雨降る夜の向こう
10. 空はグレー
11. ア・サマア・バケイション
12. 白昼夢
13. 冬の影は哀しみ
14. 明日になれば僕は
15. 冷ややかな情景
16. 回想
17. 冷たい夜の光
18. 春ノ空
19. 夢をみたくて
20. 車窓


永井祐介

1.  さち子
2.  雨降る夜の向こう
3.  車窓
4.  Fantasy
5.  八月の詩情
6.  儚き春の一幕
7.  密やかに
8. 夕暮れ
9.  ゆめうつつ
10. 日本少年の夏
11. ア・サマア・バケイション
12. 君とぼくとのさよならに
13. ひろがるなみだ
14. 恋は月の蔭に
15. 空想夜間飛行
16. 今夜も君にテレフォンコール
17. 雨足はやく
18. 抱きよせたい
19. 街は雨降り
20. 心の窓辺に赤い花を飾って


染谷大陽

1. ひろがるなみだ
2. さち子
3. 冷たい夜の光
4. ムード・ロマンティカNo2
5. A都市の秋
6. 君とぼくとのさよならに
7. 冷ややかな情景
8. 抱きよせたい
9. ため息の行方
10. 街は雨降り
11. 雨降る夜の向こう
12. ゆめうつつ
13. 青い海岸線から
14. 今夜も君にテレフォンコール
15. 遠い旅路
16. ブルー
17. 車窓
18. 夢をみたくて
19. 二人のいた風景
20. 面影

 

まず、リスナー投票結果で1位になった「さち子」はメンバー感でも断トツの1位でした。

メンバーも納得の、一生に一回あるかないかの奇跡の1曲と言ってしまって良いと思います。

 

その他、メンバー3人ともが20位以内に入れた曲が「君とぼくとのさよならに」「雨降る夜の向こう」「車窓」でした。

良いですね。

 

香保里さんのベスト20を眺めると、あぁ香保里さんらしいセレクトだなぁと感じました。

香保里さんは、「なかなか順位が付けられない」と言ってました。

 

また、永井のベスト20を眺めると、こいつ結構適当に選んだっぽいなと感じました。。

永井は、3位までは不動の3曲で、あとは適当だそうです。

自身の曲では「八月の詩情」が気に入っていて、リスナーの方々にも気に入ってもらえているのが嬉しかったそうです。

 

僕の目線で言うと、

二人が「ア・サマア・バケイション」を選んでいたのが意外でした。というのも、個人的には全然気に入ってない(満足していない)曲だったので。。もちろんリリースしたらもう自分の手からは離れるので、良い評価も悪い評価も受けいれますが。

それと、永井と電話で話したときに、「曲としては好きだけど、録音が気に入っていない」という意見で一致したのが、「恋は月の蔭に」と「雨足はやく」でした。永井はその2曲を入れていますが。

 

 

なお、選ばれたLamp BEST20は、Spotifyプレイリストで聴けるようになっています。

| about Lamp | 18:08 | - | - |
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