2014年2月5日
Lamp 7thアルバム『ゆめ』リリース



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音楽レーベルBotanical House



生い立ちからバンド結成、
そして現在までの経緯。


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今夜も君にテレフォンコール
今夜も君にテレフォンコール

たしか2ndアルバム『恋人へ』のレコーディングも終わりに差し掛かった頃だったと思いますが、レコーディングでお世話になった鍵盤の三澤さんの所属するレーベルから、コンピレーション・アルバムへの参加依頼がありまして、僅か1ヶ月で新曲をレコーディングすることになり、急遽、1週間足らずで作ったのがこの曲でした。

今でこそ、ライブでは必ず演奏するような僕らの代表曲のような存在になっていますが、他の曲に比べてかなり軽く作ったつもりでした。

どういうわけか、結果的にかなり満足出来るものとなりました。

 

『木洩陽通りにて』の制作当初はこの曲をアルバムに入れるつもりは全くありませんでした。レコーディング終盤に差し掛かって、この曲以外の7曲をどう並べてみてもアルバムとしていまいちな気がしたんですね。そんな感じで煮詰まっていたときに、この曲をアルバムに入れるアイディアが、永井だったか香保里さんだったか忘れましたが、出たのです。

そして、コンピレーション・アルバムに収められたテイクにいくつか楽器を足したりしてミックスをやり直しました。

最終的にはアルバムの冒頭曲という大役を担うことになったのです。

 

この曲では、「愛の言葉」(『恋人へ』収録)で初めてレコーディングに参加してもらった鈴木潤さんに全ての鍵盤パートを頼んだのですが、お聴きになってわかるとおり、それがものすごく良い感じなんですね。潤さんのパートが入った瞬間にマジックが起こったように曲が活き活きとしはじめたのでした。

 

「今夜も君に電話をかけてしまうよ」という歌詞とそこのメロディーのマッチングもとても気に入っています。

 

染谷大陽(2009/3/14)

| self liner note | 00:43 | - | - |
泡沫綺譚
泡沫綺譚

 

Lampというバンドを結成したのは、20002月の初め。

この「泡沫綺譚」という曲が出来たのは2000717日。

活動当初、メンバー3人で、やりたい音楽やバンドの中の役割、どんな活動をしていくか等、色々と話し合いました。

歌も楽器も上手くない僕は、「ギターと作曲を任せてくれ」という主旨のことを二人に言ったものの、「果たして僕は、僕たち3人が望むような曲を作っていけるのだろうか」と、自分自身に対して不安もありました。

この「泡沫綺譚」と、その少し前に完成させた「雨足はやく」の2曲を作曲したことで、その不安をだいぶ払拭出来たのでした。

今から考えると、何もない状況から、こういった解釈の曲を作ったことは、その後のLampの楽曲や活動、作品等に様々な影響があったと思います。

 

気に入っている曲は、勿体振って、すぐにはレコーディングしないということが、僕等にはよくありますが、この曲もそんな1曲でした。

 

そして、2004年の夏、3人で、そろそろ「泡沫綺譚」をリリースしようということになり、レコーディングと映像の撮影を並行して行いました。

時期は、3rdアルバム『木洩陽通りにて』のレコーディングの前でした。

 

レコーディング自体は、全体的にスムースに進みました。

お碗に氷を入れて音を立てたり、香保里さんの歌う前の咳払いをそのまま入れたりなどと、それまでのレコーディングより、若干ですが、精神的な余裕を持って行われました。

パーカッションも効果的に入っていて、とても気に入っています。

 

この曲は、香保里さんも永井も非常に気に入っているので、作って本当に良かったと思っています。

僕にしては珍しく作曲の時に鍵盤も使いました。

 

染谷大陽(2007/03/16)

| self liner note | 00:32 | - | - |
恋は月の蔭に

恋は月の蔭に

 

とても美しい曲だと思います。
曲としての完成度が高く、自分で言うのもなんですが、これが出来たのは、奇跡だと思っています。
奇跡と言ったのは、偶然も手伝っているから。

当時、「今まで作っていなかった雰囲気のものを」という気持ちで作曲したのですが、ここまでの出来の曲が自分に作れるなんて思っていませんでした。
今でもこの曲を作った満足感があるくらいです。

 

曲の美しさに対する気負いがあった所為か、レコーディング自体、どういう方法で録ったら良いのかあまりイメージが出来ず、結局、歌とギターをライブのように三人で同時録音し、そこに、ヴァイオリンやテナー・サックスなどを重ねて完成させました。

 

曲だけでなく、作った歌詞の雰囲気などもとても気に入っていて、今でもライブで演奏することの多い曲です。

 

染谷大陽(2007219日)

 
| self liner note | 00:12 | - | - |
愛の言葉
愛の言葉

 

永井の作った曲で、これも「明日になれば僕は」同様、かなり古い曲です。

2ndアルバム以降、永井と僕とで、曲を作った人がアレンジも担当するというのが通例なのですが、永井は古い曲をアルバムに入れたがらないので、アルバムにこの曲を収録する交換条件として、アレンジは僕がやることになりました。

 

この曲は、『恋人へ』リリースに先立って、『Tokyo Bossa Nova』というコンピレーション・アルバムでボサノバ調のテイクでリリースされました。
ボサノバ調と16ビート、どちらにも良さがあると思っていた僕らは両方のヴァージョンをリリースすることにしました。

 

ボサノバ調の「愛の言葉」は永井と香保里さんがアレンジをしたのですが、それを気に入っていた僕は、『恋人へ』収録ヴァージョンのアレンジの際、アイディアの半分くらいをそのままもらい、作り上げました。

特に2回目のブリッジ以降の香保里さんのコーラスがとても良く、気に入っています。

 

最後のヴァースの部分は、永井の素直で美しいメロディが基本にあったからこそ、和声を変えるアレンジが活きたのだと思います。

 

染谷大陽(2007219日)

| self liner note | 02:34 | - | - |
雨のメッセージ

雨のメッセージ

 

永井や香保里さんにこの曲のデモを聴かせて、その反応をいつも以上に気にしました。

香保里さんには、わりと純粋なポップスも歌って欲しいという思いから作った気負いみたいなものが、あまりにも出すぎたかもしれないと感じていたからです。

二人とも、そういう部分を汲んでも良い曲だと言ってくれたので、作ったままレコーディングに入りました。

 

ヴァースとブリッジ後半の旋律とコード進行が大変気に入っていまして、今、聴いても良い出来だと思います。

 

香保里さんのフルートも心地よく、雰囲気が出ています。

また、曲中コーラス部のハーモニーは永井がアイディアを出してくれました。

 

歌詞は、僕が作ったベースを香保里さんが色々と変えたりして作りました。彼女の雰囲気を散りばめたような素敵なものを作り上げてくれました。

 

染谷大陽(2007219日)

 

| self liner note | 02:21 | - | - |
明日になれば僕は
明日になれば僕は

この曲は、2ndアルバム『恋人へ』に収録されていますが、大分古い曲でして、1stアルバム『そよ風アパートメント201』を制作する2年も前に永井が作った曲です。

永井のこの曲のデモを聴いて僕と香保里さんはとても幸せな嬉しい気持ちになりました。聴いた当時、永井の作曲の才能をすごく感じましたし、僕らにはこういう曲がすごく合っていると思ったからです。当たり前の話しですが、その頃には自分たちというのが全然確立されていなく、お互い手探りで、「永井がこういう曲作ったから、じゃあこんな感じはどう」みたいに、そんなことを話しはしないけど、そういう感じだったと思います。

残念なことに、当時、永井自身はこの曲をLampでやるつもりはなく、どういうわけか、自分のバンドで録音したこの曲を含むデモ4曲をメジャー系の会社のデモテープ・オーディションのようなところに送って良い返事をもらっていたのでした。

今でこそ言えることなのですが、僕と香保里さんは、この「明日になれば僕は」のデモを聴いた当時、「この曲こそLampの雰囲気を一番表している」と思っていまして、「自分たちこそ、この曲の一番の理解者である」と自負していましたし、同じメンバーとして一つのグループで活動している人間として、永井のその行動と考えに疑問を持たずには居られませんでした。もちろん、永井もこれに対して言いたいことが何かしらあるでしょうが、今はとりあえず、僕自身が当時感じていたことを書いてみました。

それから年月が経ち、永井が納得の上、Lamp2ndアルバムに収録することが出来たのです。

レコーディングでは、永井の良さを最大限に活かしたいという思いもあり、なるべく永井が弾ける楽器は永井自身が弾くようにして、レコーディングを進めました。

この曲の香保里さんが弾くアコーディオンのアレンジと永井のストリングス・アレンジに感銘を受けました。

染谷大陽(2007/2/19)

| self liner note | 01:07 | - | - |
日曜日のお別れ
 「日曜日のお別れ」

 香保里さんに、それまでよりももっとわかりやすい形のポップスを歌わせたかった僕は、2ndアルバム『恋人へ』で、この曲と「雨のメッセージ」を用意しました。どちらの曲も作詞が香保里さん名義になっていますが、僕も一緒に考えたりアイディアを出したりしました。

この曲の歌詞は、すごく良い雰囲気が出ているように思えます。

曲としては、しつこいまでに転調するところが気に入っています。

ホーン・アレンジはBonjourの三澤さんにやって頂きました。後で音を厚くするために足したりしましたが、このアレンジ自体、すごく気に入っています。

また、エレピの所々に入るフレーズやアウトロのソロもとても気に入っています。

そして、コーラス部の香保里さんの重ねたボーカルは、その効果が良い方向に出たと思います。

 染谷大陽(2005/11/28)

| self liner note | 02:02 | - | - |
最終列車は25時
 「最終列車は25時」

長い期間、曲を作る作業をしていますと、色んな素材が出来てきます。そうして溜まっていく素材は、大抵は一つの曲にまとまるようなものではないのですが、この曲を作ったときは、それらの素材を無理やり一枚の地図の上に載せるようにして、半ば強引にあちこち縫い合わせ、一曲として完成させました。

この時期(『恋人へ』制作期間)に歌詞を書いたのはこの曲だけで、当時、僕の書き表したかった雰囲気がこの1曲に凝縮されている感じがします。気付かれた方もいると思いますが、この曲の歌詞は、『そよ風アパートメント201』のCDに付いている帯の文で出したかった雰囲気を1曲に拡げたものだったのです。

レコーディングは、こんな複雑な曲をアレンジする力量がなかった所為か、どこをとっても中途半端に終わっている感じがします。そういう部分は、あまり気に入っていませんが、聴き方によっては、とりあえず音が鳴っているというような単純な勢いがあるように感じられますし、ミックスも上手くいっているように聴こえます。

おそらく、これを一曲として完成させた強引さが、そのままこの曲の良さとなっているのだと思います。

若い恋人同士二人が終電を逃し、夜の街を彷徨う姿とその夜の風景を、歌に刻みました。

染谷大陽(2005/11/28)

| self liner note | 02:33 | - | - |
ひろがるなみだ
「ひろがるなみだ」

「君を想う」―その誰かの想いが立ち昇るところからこの曲は始まります。

2ndアルバム『恋人へ』に収録された永井の3曲のうち、「明日になれば僕は」と「愛の言葉」は、かなり昔に作った曲だったので、この曲の姿こそがこの時期の永井を表していると、当時から思っていました。

まだ曲として形になっていなかった「面影」や「冷たい夜の光」を聴かせてもらったのと同じ日に、この曲を聴かせてもらったのを覚えています。

僕はこの「ひろがるなみだ」や「冷たい夜の光」を聴いて、永井が作曲者として一段も二段も成長したことをはっきりと感じました。その時、こういう曲を今後何曲も作って来られたら、同じグループのもう一人の作曲者としての自分の立場も危ういなと感じたものでした。おそらく日本のロック・ポップスの歴史を振り返っても、ここまで質が高く、センスの良い曲を作った人は数える程もいないと思います。僕はそんな永井の存在が、嬉しくも少しこわかったような気がします。

2ndアルバムを制作するにあたり、考えたことがありました。それは、「ひろがるなみだ」と「冷たい夜の光」の両方を収録するか、どちらかだけを収録するか、ということです。どちらもものすごく良質な曲だけに少し難解な部分がありました。なので、両方を一枚に入れてしまうとアルバム自体が分かり難いものになってしまうのではないか、という懸念があったのです。『今回は「ひろがるなみだ」を入れることにしよう』という僕の提案を永井は了解してくれました。

この曲をレコーディングするにあたって、永井の中で鳴っている音を大切にしたいと思い、敢えて僕はアレンジ等に全く触れませんでしたし、それまでのように自ら進んでアイディアを出したりしませんでした。このことに永井は(不安から来る?)不満があったようですが。
僕は『恋人へ』はこの曲のためにあるアルバムだと考えていました。レコーディングをしていて、この曲が形になっていくのがとても楽しみでした。

クレジットを見るとわかるように、この曲のほとんどの楽器が永井本人による演奏です。
2ndアルバム『恋人へ』で永井がアレンジを担当したのは、この曲と「明日になれば僕は」だけだったのですが、演奏・アレンジ・歌録りと、こなさなければならない事が多く、相当の気疲れがあったようでした。

苦労の結果、末永く聴かれ続けるであろう曲が完成したのでした。

染谷大陽(2005/11/28)
| self liner note | 02:38 | - | - |
恋人へ
だいぶ前に書いた、曲ごとのセルフライナーノーツの続きを載せます。
2nd『恋人へ』の1曲目から。

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「恋人へ」

2nd アルバムのレコーディングもだいぶ終わりに近づいた頃に、永井が1曲目にアコースティック・ギター1本の短い曲を挿入したいと僕に言ってきました。はじめはあまり気がすすみませんでしたが、それが入ることによって作品全体に統一感が出るということで、最終的に入れることにしました。

この曲は、永井によるアコースティック・ギターのフィンガー・ピッキングに、アコースティック・ピアノとコーラスが途中から入ってくるという1分強のシンプルな作品です。

とても美しく切ない曲です。
この曲につけた海の映像がとてもきれいで、この曲を聴くとその映像が思い浮かびます。

曲のタイトルは、既に決まっていたアルバム・タイトルからそのまま付けました。

染谷大陽(2005/7/1)
| self liner note | 09:00 | - | - |
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