2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



 Lampメールマガジン「灯通信」
登録はこちら
メルマガ登録・解除

読者登録規約
powered by まぐまぐ!
 




生い立ちからバンド結成、
そして現在までの経緯。





CATEGORIES
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
ARCHIVES
SPONSORED LINKS
MOBILE
qrcode
Chico Buarque 1966-1989

大物二人の共作って企画ばかり先行して聴く気にもならないようなものがほとんどですが、

ブラジルのSSWシコ・ブアルキがイタリアの映画音楽家のエンニオ・モリコーネと共演した『Per Un Pugno Di Samba』は超傑作アルバムであります。

どちらのアーティストで考えても一番好きなアルバムに食い込んでくるかもしれないくらいの、それくらいの傑作です。

 

最近、Spotifyでシコ・ブアルキの私的ベスト盤プレイリストを作って聴いていたんですが、

Spotifyには、4枚目の1970年までのブラジル録音のオリジナルアルバムが4枚中1枚しかなかったので、Spotifyでは5枚目の『Construcao』以降でベストを組んで楽しんでいました。

 

で、今日突然やってみようと考え付いたのが、この『Per Un Pugno Di Samba』の曲目をオリジナル録音テイクで組んでみるということです。

『Per Un Pugno Di Samba』は本当に良い曲ばかりですし、テイクの違いを感じられていいかなと。

 

その収録曲12曲を最初に持ってくる形で、とても良いシコ・ブアルキのプレイリストが出来たので、それをシェアしようと思いました。

 

プレイリスト Chico Buarque 1966-1989

 

『Per Un Pugno Di Samba』は基本的には1966年から1970年の4枚の作品からピックアップされた曲で構成されていますし、『Construcao』が1971年の作品ということで繋がりもとても良いです。

 

アルバム中3曲はSpotifyに無かったので、それは『Per Un Pugno Di Samba』のヴァージョンで補填しました。

(自分のCDをリッピングしたiTunesでこれを組んだら、当時シングルB面曲であった「Umas E Outras」だけが欠ける形になりました)

 

Chico Buarque & Ennio Morricone 『Per Un Pugno Di Samba』1970年

 

シコ・ブアルキって名前があるわりに派手さにはかけるんですけど、

実はそこが良さの一つで、

その分長く味わえる音楽な気がします。

| music-brasil | 21:09 | - | - |
Trip to 70's in Brazil on Spotify

以前、Spotifyに1980年代ブラジルのプレイリスト「Melancolic Nostalgic 80s MPB」を公開しましたが、
今回は1970年代に絞った選曲でプレイリストを公開します。


プレイリスト on Spotify
「Trip to 70's in Brazil」

 

 

1.Gonzaguinha「Vai Meu Povo」1978
このアルバムはSpotifyで初めて聴きました。
作曲者がゴンザギーニャになってますが、曲調的におそらくイヴァン・リンスが半分以上関わっているような形だと思います。
ネットでこのアルバムのクレジットを検索したところ、演奏者がミナス系ミュージシャン大勢とイヴァン・リンス、ジルソン・ペランゼッタ等個人的にかなりやばいメンツでした。フィジカルで持っていたい1枚ですね。
特にこの曲が良かったんですが、アルバム自体もエフェクティブで、ミナスっぽい(ミルトン的な)暗さ&怪しさもあり、良いです。

 

2.Jorge Ben「Apareceu Aparecida」1970
ジョルジ・ベンの最高傑作からの1曲。アルバム全体良いので、どの曲にするか迷いました。
このアルバムの演奏はトリオ・モコトーとのことで、グルーヴ感がたまりません。

 

3.Gilberto Gil「Retiros Espirituais」1975
ジルベルト・ジルの傑作バラード。カエターノのような旋律ですね。
こういう昔のクリック(メトロノーム)を使わないで段々テンポがはやくなっていっちゃう演奏、良いなぁと思います。
途中で出てくるマイナーメジャーセブンスはこの曲の肝だと思うのですが、「さち子」で使わせてもらいました。
最後に1オクターブ高くなるところがこの曲のハイライトです。

 

4.Edson Frederico「Bobeira」1975
ひたすらフェンダーローズ+リズム隊のグルーヴが気持ち良い曲ですね。
プレイリスト後半に出てくるオルランヂーヴォという人の曲です。

 

5.Lo Borges「Clube Da Esquina Nº 2」1979
このブログではもう何度も紹介しているロー・ボルジェスの超名盤の超名曲です。
音楽の魔法。
人生で1番好きなアルバムなので、これを入れないわけにはいきません。

 

6.Antonio Carlos E Jocafi「Glorioso Santo Antonio」1973
呪文的なイントロからのグルーヴィーな演奏のギャップ、そして、微妙に怪しいピッチ感、全てのバランスが最高です。
バスドラとハイハットがすごく気持ちいい。
コード感が少ないとこれくらいピッチ(もしくはチューニング?)がずれていても気持ちよく聴けちゃうんだなぁ。

 

7.Edu Lobo「Zanzibar」1970
エドゥ・ロボって不思議な名曲多いんですよ。
「Casa Forte」とか「Upa Neguinho」とか、カバーされまくってます。
このアルバムはエルメート・パスコアルやアイアート・モレイラ等のQuarteto Novoが演奏しています。
エンディングのエルメートのウーリーのソロが熱いです。

 

8.Toninho Horta E Orquestra Fantasma「Diana」1979
ミナス系アーティストの代表的な存在、トニーニョ・オルタの、難解で不思議で、けど美しく、そして切ない曲。
ローズとアープが効果的な1曲です。
これが流れている間、ただただ音楽に浸っていたい。そんな曲です。

 

9.Beto Guedes「Feira Moderna」1978
ベト・ゲヂスはいろんな楽器を演奏するミナスのマルチ・プレイヤーです。
昔の曲ってほとんどSpotifyにないんですよね。
ここでは西欧的なロックの8ビートにベトの切ない曲が乗る代表曲を選びました。
ファズ・ギターのソロはベト本人によるもの。
「誰も知らない」なんかはこの感じに影響を受けました。

 

10.Sergio Mendes「Aquelas Coisas Todas」1979
セルジオ・メンデスによるトニーニョ・オルタの名曲カバー。
女性のダブル・ヴォーカルで、本人のヴァージョンよりポップな印象です。

 

11.Zizi Possi「Luz E Misterio」1979
ジジ・ポッシによるベト・ゲヂスの名曲カバー。
原曲が滅茶苦茶いいので、誰がやっても素晴らしい出来になりますね。
このアルバムはSpotifyで初めて聴きました。というか、ジジ・ポッシ自体そんなに持ってないです。
色んな人の作品に参加しているようで、本人の作品はそんなに聴かずとも声は色んなところで聴いてきました。

 

12.Simone「Valsa Rancho」1977
シモーネによるフランシス・ハイミの名曲カバー。
本人のヴァージョンも好きですが、ミナス臭の強いこっちのヴァージョンの方がもっと好きかもしれません。

 

13.Ivan Lins「Velas Icadas」1979
イヴァン・リンスも名曲が多すぎてどれにするかかなり迷いました。
この時期、ジルソン・ペランゼッタ(この曲ではエレピ担当)とイヴァン・リンスのコンビで名曲・名演を沢山残しました。

 

14.Carlos Lyra「Canaa」1975
ボサノヴァ期が有名なカルロス・リラですが、このアルバムが一番好きです。
シンセの音色が時代感を醸し出していて最高です。
落ち着く1曲。

 

15.Joao Donato「Acalanto Para Enganar Regina」1978
最近出たジョアン・ドナートの70年代の未発表音源集からの1曲です。
僕は4枚組ボックスで聴いたわけではありませんが、このアルバム自体は、ジョアン・ドナートが、ミルトン・ナシメントとかノヴェリみたいな雰囲気の音楽をやっているという、とても意外で珍しい音源集でした。
何度も繰り返し聴いています。
この曲の女声はクアルテート・エン・シーに聴こえますが、誰でしょう。
地味ながらも流していると沁みる一曲です。

 

16.Francis Hime「Luisa」1977
長い間、一緒にやっていたフランシス・ハイミとシコ・ブアルキのデュエット曲。
鳥肌無しには聴けません。
初めて聴く人には二人の声が区別が付かないと思いますが、出だしがシコ・ブアルキ、次のフレーズがフランシス・ハイミです(2番は逆になってます)。
ピアノとフルートだけのシンプルな演奏ですが、とても感動的な曲です。

 

17.Teti「Passaras, Passaras, Passaras」1979
テチが同じセアラ―のアーティスト、ファギネルとデュエットしている曲です。
ギターやアレンジを担当しているのはトニーニョ・オルタ。
この曲はちょっと日本の演歌のようなものを感じる部分もありますね。
最後の二人のハーモニーにいつも鳥肌が立ちます。

 

18.Milton Nascimento「Paixao E Fe」1978
ミナスのアーティストで最も有名なミルトン・ナシメント、どの曲にするかすごく悩みました。
これは同じミナスのアーティスト、タヴィーニョ・モウラの曲のカバーです。
演奏も、タヴィーニョ・モウラ本人の他、ネルソン・アンジェロ、ノヴェリ(ベース)、ベト・ゲヂス(バンドリン)等々、ミナス勢が多数参加しています。

 

19.Djavan「Serrado」1978
ジャヴァンはこの曲でも感じられるように、分かりやすくも洗練された楽曲を得意としていて、また、日本人の我々にとってもブラジル音楽に入っていきやすいきっかけになるアーティストの一人かなと思います。
いつの時代の作品を聴いてもジャヴァンらしいオリジナリティ、すなわち音楽的な意欲が感じられます。
今回は70年代縛りなので、この2ndアルバムの代表曲でもあり、個人的にも大好きな曲を選びました。シンプルにかっこいい曲ですね。

 

20.Quarteto Em Cy「Cavalo-Ferro」1972
女性4人姉妹のコーラスグループ。このアルバムが一番人気があるような気がします。
僕もこのアルバムが一番好きです。
ちょっと暗さがあって良いんです。
この曲は、メロディーの所為かもしれませんが、ブラジル北東部のノリに少し西欧的なリズムが混じっているように聞こえて面白いです。

 

21.Raimundo Fagner「Cebola Cortada」1977
ファギネルというダミ声のシンガーです。
最初はいまいち歌声に馴染めなかったんですが、聴いている内にむしろこの声を求めるようになっていました。
このアルバムはエルメート・パスコアルが参加しており、かなり混沌とした仕上がりになっています。

 

22.Gal Costa「De Onde Vem O Baiao」1978
同じバイーアのジルベルト・ジルの曲を歌うガル・コスタ。
バックにトニーニョ・オルタやヴァギネル・チゾ等のミナス系のアーティストが参加しているというのが個人的なポイントです。
パウリーニョ・ブラガのドラム(特にバスドラ)とシヴーカのアコーディオンが効果的な1曲です。

 

23.Novos Baianos「Misterio Do Planeta」1972
こちらもバイーア出身のアーティスト、ノヴォス・バイアノスの傑作2ndアルバムです。
ガット・ギターと歌だけのところからバンドが加わるアレンジを得意としていて、この曲もそこがすごく気持ちいいです。

 

24.Caetano Veloso「Julia / Moreno」1973
バイーア出身のアーティストで一番有名なカエターノ・ヴェローゾ、良い曲が多すぎてどれにするか迷いました。
個人的にカエターノは70年代前半よりも70年代後半、更に70年代後半よりも80年代の方が好きな曲が多いのですが、ここでは73年のアルバムよりちょっと変わった、そしてカエターノらしい1曲を選んでみました。
1フレーズ毎に音符が足されていく構成が面白いですね。

 

25.Vinicius De Moraes Con Maria Creuza Y Toquinho「Que Maravilha」1970
ヴィニシウスとトッキーニョのコンビがマリア・クレウザを迎えたアルゼンチンでのライブ盤です。
僕はアゴゴ(金属の打楽器)が大好きなのですが、アゴゴが入った曲というと一番初めにこれが思い浮かびます。

 

26.Elis & Tom「So Tinha De Ser Com Voce」
地味ながらもジョビンの作曲の面白さが際立つ1曲。
エレス・レジーナの力みのない歌と、セザール・カマルゴ・マリアーノのローズが心地良いですね。

 

27.Orlandivo「Onde Anda O Meu Amor」
アレンジや鍵盤でジョアン・ドナートが参加すると、とにかくグルーヴィーになります。
(Spotifyにはオリジナル・アルバムがなかったんですが)このアルバムを聴いてもらえると、それがよく分かると思います。

 

28.Tania Maria「Samba De Orly」1975
タニア・マリアによるカバーで、作曲者はトッキーニョだそう。
原曲にはこのヘンテコなメロディーのイントロがなかったので、このイントロはタニア・マリアのアイディアなのかもしれません。
このヴァージョンを聴いて、こういうヘンテコなイントロの曲が作りたい!と感化された僕は「ムード・ロマンティカ」という曲を作りました。

 

29.Doris Monteiro「Maita」1976
ドリス・モンテイロは印象が地味であんまり聴いているわけではないんですが、この曲はリズム・アレンジが印象的な爽やかなで好きな1曲です。
最後、歌の譜割を変えるアイディアが面白かったのか?よく分かりませんが歌いながら笑っちゃってます。こういう余裕欲しいなと思いました。

 

30.Anamaria E Mauricio「Fatal Fatal」1972
ソフト・ロックっぽいお洒落さのある曲です。彼らの1stアルバムは、よりポップで結構聴きました。
この2ndで一番好きな曲を選びました。
二人の歯切れの良い歌声とオルガンが印象的な曲。

 

31.Chico Buarque「Sinal Fechado」1974
シコ・ブアルキのカバー曲集から。
この暗さと緊張感がすごく好きで、選びました。

 

32.Antonio Carlos Jobim「Boto」1976
アントニオ・カルロス・ジョビンの70年代の作風をよく表している一曲だと思います。
こういった曲調は50〜60年代のボサノヴァ期のジョビンの印象からはちょっと想像付きません。
ビリンバウの音で始まり、そこからバンドが入ってくる感じが溜まりません。
エドゥ・ロボの音楽なんかもそうなんですが、この不協和音を楽しめるようになるとブラジル音楽を聴く楽しみが一気に広がります。

 

33.Dory Caymmi「Nosso Homem Em Tres Pontas」1972
ミナス系のミュージシャンと作ったドリ・カイミの1stアルバムのラストを締める暗く重たくも壮大な1曲です。
歌詞はなく、スキャットで歌っているところが神々しいですね。
ヴァギネル・チゾのロータリーを使用していないオルガンも良い感じです。

 

34.Milton Nascimento & Lo Borges「Um Gosto De Sol」1972
後半の感じもものすごく好きなんですが、
この前半の「悟り」的な雰囲気はなんなんでしょう。
聴いていると涙が溢れ、違う時空に誘われるような、特別な一曲だと思います。

 

35.Sidney Miller「Línguas De Fogo」1974
ミナス系がバックの演奏をやっているといわれている一枚です。
詳しくは分かりませんが、音を聴いて、同時期のミナス系の作品にすごく似ていると思いました。

 

36.O Têrço「Ponto Final」1975
ヴィニシウス・カントアリアやフラヴィオ・ヴェントゥリーニが在籍していたことで有名なロック・バンド。
プログレっぽさを感じる1曲です。

 

37.14 Bis「Tres Ranchos」1979
こちらもフラヴィオ・ヴェントゥリーニが在籍していたロック・バンドです。この曲を歌っているのはフラヴィオですね。
曲はタヴィーニョ・モウラとの共作曲のようです。

 

38.Guilherme Arantes「Estrelas」1979
プレイリストの最後は「僕たちの人生良かったね」って雰囲気?の、ギレルメ・アランチスの切ないバラードにしました。

| music-brasil | 20:41 | - | - |
Melancholic Nostalgic 80s MPB

Spotifyに、80年代の、メランコリックでノスタルジックで大好きなブラジル音楽のプレイリストを公開しました。

 

Melancolic Nostalgic 80s MPB

 

 

あー、本当に良い曲ばかりだな。

今、このプレイリストを聴きながら記事を書いているんですが。

もう何度こう思ったことか。

 

少し客観的に言うと、心のロマンチストの為のプレイリストって感じかもしれません。

 

「この部分すごくLampのあの曲っぽいな」とか、

「うわ、これ染谷さん好きそう」とか、

そんな風に楽しんでもらえたら幸いです。

 

Spotifyに無い曲も結構あって、とりあえずあるものだけで構成しました。

 

このプレイリストはLampのSpotifyからもリンクされています。

 

昨年リリースした『彼女の時計』はこういった切ない80年代のブラジル音楽からの影響を強く受けています。

ゆったり時間がある時に聴くと良い感じの種類の音楽なので、是非、時間をかけて何度か聴いてみてください。

 

今後も何か良いプレイリストが作れたら公開してみようと思います。

| music-brasil | 20:28 | - | - |
最近聴いている音楽、ブラジルもの

ものすごく久しぶりに音楽紹介ブログのような記事を書いてみようと思う。

 

どれくらい書いていないんだろう、1年くらいは書いてなかった気がする。

などと自分の記事を調べてみると、

ブラジル音楽はもう3年も更新していなかった。

 

実は、聴いている音楽について書くよりも音楽を個人的に楽しむことの方が圧倒的に好きになってしまったことや、

文字での表現、伝達にすごく不自由さや限界を感じていたから。

 

 

ここ最近僕がどんなものを聴いているか。

 

 

Celso Adolfo 『Coracao Brasileiro』1983年

 

これはここ近年最大のヒット作。

ミルトン・ナシメントが1983年にプロデュースしたものらしいが、

正直、ミルトンのどのアルバムよりも良い。

はっきり言って、捨て曲なしの最高の内容で、毎日のようにリピートして聴いています。

 

 

Raimundo Fagner 『Traduzir Se』1981年

 

ファギネル、この人の音楽ってすごく癖になるんですが、

これのA面の癖になり方は尋常じゃないです。

一聴すると演歌のような、あまり人に薦められる系の音楽ではないのですが、最高の4曲が並んでいます。

 

 

Gal Costa 『Gal Canta Caymmi』1976年

 

ガル・コスタって超名盤と思えるのはないんですが、

なかなかいいアルバムは多い気がします。

あと、ガル・コスタのCDは音圧が低くて、サウンドも好みです。

これは、ジョアン・ドナートの影が見え隠れする音作りで、リズムカルでとても気持ちのいいアルバム。

2013年にもこのアルバムについて、書いていましたね。

 

 

Messias 『Bossa Nova Guitar Golden Album』1968年

 

ジャケットではそれと分かりませんが、メシアスというボサノヴァ・ギタリストのソロの日本編集盤。

この人のギターはリズムもハーモニーもすごくポップで分かりやすい。

選曲も、「イパネマの娘」「デサフィナード」「オルフェのサンバ」「男と女」「オルフェの歌(Manha De Carnaval)」「悲しみよさようなら(A Felicidade」などとかなりいい感じ。

映画『黒いオルフェ』を思い出します。というか、ボラ・セチよりメシアスの方が好きだなぁ。

 

 

Larry Coryell 『Live From Bahia』1992年

 

中々しっくりくるフュージョン作品ってないんですけど、これはすごく良いですね。

ラリー・コリエルのオリジナル曲なんかも演奏しているわけですが、

やっぱり、ドリ・カイミの曲とミルトン・ナシメントの曲の方が圧倒的に良いですね。

あと、ベースで参加しているブラジル人Nico Assumpção(ニコ・アスンサォン)が最高です。

音の処理もすごくよくて、サックスに深めのリバーブかけちゃうのとか、すごく良いですね。

YouTubeで検索すると映像が見れます。

 

| music-brasil | 23:19 | - | - |
Chico Buarque ―Francisco
シコ・ブアルキは4枚目にあたる『Chico Buarque de Hollanda - Nº4』(1970年作品)以降、ずっと良いアルバムばかりなのですが、
最近頻繁に聴いているのは、1987年のこのアルバム。
といっても、毎日シコ・ブアルキのアルバムばかり聴いているんで、他のアルバムも頻繁に聴いているんですけど。

少し前に1988年のドリ・カイミのアルバムについて書きましたが、
最近は、トニーニョ・オルタの『Diamond Land』(1988年)なんかも含め、この時代の音を楽しんでいます。



Chico Buarque 『Francisco』1987年

このジャケット、僕が持っているCDと同じものなのですが、
Chico Buarque Francisco」で検索するといくつかのジャケットっぽい画が出てきて、
なんかこう似ているんだけど、パターンがいくつかあるっていうのも良いなと思いました。

このアルバムを流して聴いていると7th調の5曲目の後に来るヴィニシウス・カントゥアリアとの共作曲「Ludo Real」のイントロ3小節目と9小節目のコードのヴィニシウス・カントゥアリア感にめちゃくちゃグッと来ます。
なんなんだこれは。


あと、その次の曲は、「これ、フランシス・ハイミの曲じゃないの?」って思うほど、フランシス・ハイミっぽい美しいメロディーの曲です。
続く「Lola」もきれいな曲。これも割りとフランシス・ハイミっぽいんだよな。
長い間仕事を一緒にして、お互いが影響を受け合ったんだろうなと思います。

その次の「Cade Voce」はジョアン・ドナートの曲なんだけど、曲のスケール感がカエターノ・ヴェローゾのアルバム『Cores, Nomes』(1982年)に収められているジョアン・ドナートの「Surpresa」に近いものがあり、ああ、となります。

1曲目の「O Velho Francisco」や4曲目の「Estacao Derradeira」も好きだし、本当に良いアルバム。

 
| music-brasil | 00:32 | - | - |
シコ・ブアルキのベスト盤を作る
人にベスト盤を作る作業って、なんでこんなに楽しいんでしょう。


今日は古本屋に新しく入ってきた人(男性)に、シコ・ブアルキの70年代以降ベストを作っています。
頼まれてもないのに。
押し付けがましい性格ですみません。


シコ・ブアルキってどちらかというと地味な音楽性なんですが、
いざベストを作ろうとすると、作品の多さも相俟って、絞りきれず、2枚組ベストになってしまいました。

こういう風にベスト盤を作ると、普段流し聴きしているアルバムでもどの曲が好きかとか再認識できて、
自分の為にもなります。


ここを読んでいる方の為に私的お薦めアルバムを書いておきます。

アルバム単位でいいますと、

これと、

Chico Buarque 『Meus Caros Amigos』1976年 

これ

Chico Buarque 『Chico Buarque』1978年

が良いですね。


この人のピークは70年代後半ということでしょうか。
僕の耳の趣味のせいでしょうか。

以前、このブログに載せた1971年の『Construcao』もすごくいいアルバムです。
不協和音好きにはたまらない内容です。



それにしてもブラジル音楽ってなんでこんなに良いんだろう。
これ、僕が毎日思っていることです。





 
| music-brasil | 22:28 | - | - |
Guilherme Arantesの好きな曲
Guilherme Arantes(ギリェルミ・アランチス?)という70年代から活躍しているアーティストがおりまして、彼の音楽が好きでここのところずっと聴いております。
とにかくリリースタイトルが多いアーティストで、僕は自分の大好きな音の時代、70年代後半から80年代前半のアルバムから聴き始めております。

今日は、日々聴いている中で、特にこの曲が好きだなという音源をいくつか貼りたいと思います。

オフィシャルで自身の音源をSoundcloudに大量にアップしておりまして、ほぼ全ての音源がここで聴けます。
とにかく量が多くて聴ききれないのですが、
CD化されていないものもここで聴けるので、実際、大変貴重なわけです。

では、まずは「S.O.S」という曲。

良いバラード。
ベースの音に角があり、フレーズも含めかなり主張しています。良いですね。
こういうのを日本語に置き換えたつもりで聴くとまた違った印象に聴こえて良いんですよ。
この曲、大好きなんですよ。
これ、ちょっと永井の曲っぽいですよね。


次は、「Vai Ser Bom Te Lembrar」という曲。
この曲は以前にも紹介しましたが、改めて載せておきます。

この曲も音が大好き。
出てくる楽器の音が全部良い。


次は「Estatisticas」という6拍子の曲。

録音状態があまりよくありませんが、まあ試し聴きということで。
僕の手持ちのCDでは普通に聴こえます。
少し哀愁のある曲調です。
途中から調が落ち着かない感じが良いですね。
上記「S.O.S」と同じアルバムに収録されています。


次は「Luz Verde」という曲。

同じことばかり言っていますが、使っている音色がすごく好みです。
これは1982年のアルバムで、今のところ一番好きなアルバムです。


次は「Estrelas」という曲。

この人の曲はけっこう壮大で所謂くさい曲調が多いのですが、年とともにそういうものが許容できるようになったといいますか、グッと来るようになりました。
 
| music-brasil | 22:06 | - | - |
1988年のDori Caymmiのアルバム
10代〜20代の頃の僕にとって1988年のアルバムなんて、
興味の全くの対象外でした。

1960年代や70年代の音楽に夢中だった若者にとって、1980年代の音はなんとも硬く、軽く、そしてダサく、
その音が鳴った瞬間からがっかりしていたものでした。

しかし、どういうわけか、25歳を過ぎた辺りからでしょうか、
徐々に1980年代前半のブラジル音楽に興味が出始め、良いと思うようになり、
今ではすっかり一番の好みのサウンドとなってしまっています。

そして、ここ2〜3年でしょうか、1980年代後半の音にも反応するようになってきました。

今日紹介しますこのアルバムはドリ・カイミの1988年のアルバムで、
内容としては、1980年のアルバム(超名盤です!)収録曲を主とした再録アルバムなのです。
演奏者にアメリカのミュージシャンが連なっているのが特徴と言えるかも知れません。



Dori Caymmi 『Dori Caymmi』1988年

シンセサイザーの音が80年代後半然としていて、たまりません。
オリジナル・ヴァージョンに比べて少し和音を豊かにしている印象です。

このアルバムの3年後の演奏なのですが、このアルバム収録ヴァージョンに近い雰囲気でやっている滅茶苦茶やばいライブ映像がYouTubeに2つほどアップされていますので、今日はそれを載せておきますね。

まずは、「Porto (The Harbor)」。

ソプラノ・サックスにディレイかけるの反則です。
「二人のいた風景」でやりましたが。。

それと、ギターにコーラスかけるとなんでこんなに良い音になるんでしょう。
シンセのパッドっぽい音も良いですし。
最高のサウンドとなっています。


もう1曲、「Gabriela's Song (Alegre Menina)」。


ビデオテープの所為か音が潰れ気味です。

それにしても管楽器にディレイって良いですね。

ドリ・カイミは関係ないですけど、
YouTubeのリンク先に同じメンバーでミルトンの「Vera Cruz」をカバーしているのがあり、これがかなり熱い演奏でした。
特にベースがやばかった。


ちなみにこれが先ほど超名盤と書きましたドリ・カイミの1980年のアルバム・ジャケットです。

Dori Caymmi 『Dori Caymmi』1980年
| music-brasil | 01:06 | - | - |
プリミチブな
僕は基本的にハーモニーが豊かな凝った曲が好きな傾向にあるのですが、
時にすごくシンプルでプリミティブな音楽に反応する時があります。

と、お風呂に入りながらそんなことを考えていて、
今日はこれについてブログに書こうと思い立ちました。


まずは、ミルトン・ナシメントの名曲「Ponta De Areia」。


このヴァージョンはドラムとベースが入るところがやたらとかっこいい。
1975年のアルバム『Minas』に収録されています。


お次は、Earth Wind & Fireの「In The Marketplace (Interlude)」です。


0分44秒あたりまで。
これを子どもの頃に聴いて、
スピーカーから神様の音がするなどと思ったものです。
カリンバという楽器で、ちょっと音程が不安定なアフリカの楽器なんですが、とても神秘的な音の響きをしています。
プリミチブです。


次は、カエターノの『Joia』(1975年)というアルバムに入っている「Canto Do Povo De Um Lugar」という曲。


なんだろう。この郷愁感。
どれも共通しているのは、バックの和音が無くても別に気にならないというか、
メロディだけで曲が成り立っちゃうような感じがある。


余談ですが、The Boomに「からたち野道」っていう曲があって、それがミルトンの「Ponta De Areia」っぽいんだけど、
個人的に「Ponta De Areia」よりも好きな曲です。
この曲は本当に大好きで、学生の頃、年中聴いてました。
残念ながらYouTubeは無し。

 
| music-brasil | 00:40 | - | - |
変わった曲を聴く
我ながら随分変わった曲に反応するようになったなと思うのですが、
ミルトン・ナシメントのアルバムを聴いていて、良かった曲を2つほど。

非常にシンプルなんだけど、
なんだかまた聴くのが楽しみになり、毎回ワクワクした気持ちでCDをかける、
そんな曲。

馴染みの薄いという意味で、ブラジル音楽のだいぶマニアックなところな気がします。








今の気持ちで言うと、こういうのは作ろうとは思わないけど、
どちらもだいぶ癖になる曲です。


日頃、音楽を聴くとき、自分の心に注意を払っています。

簡単なことなのですが、それは、自分が何が好きでどういうことに心が動いたのかということを流さずに考えたりするんです。
インプットはアウトプットに繋がります。
| music-brasil | 21:44 | - | - |
| 1/17PAGES | >>