2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



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NegiccoのKaedeさんのソロ・1stミニアルバムに曲を提供しました

僕、染谷大陽が6/18にリリースされましたNegiccoのKaedeさんのソロ・ファーストミニアルバム『深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。』に1曲「あなたは遠く」という曲を提供しました。

 

『深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。』


M1.「あたらしい歌」 作詞・作曲 櫛引彩香 編曲 吉田一郎不可触世界 
M2.「クラウドナイン」 作詞・作曲・編曲 佐藤優介 
M3.「キラキラ」 作詞 アイコ 作曲 石坂義晴 編曲 advantage Lucy 
M4.「あなたは遠く」 作詞・作曲・編曲 染谷大陽 
M5.「カエデの遠距離恋愛」 作詞・作曲 曽我部恵一 編曲 台風クラブ 
M6.「飛花落葉」 作詞・作曲・編曲 山崎ゆかり 

 

「あなたは遠く」ですが、

音楽的にも中々楽しめる曲になっていると思います。

 

永井のベースとコーラスが良いです。

ドラムは普段Lampでも叩いてもらっている佐々木さんです。

 

他の曲では、個人的には、5曲目の曽我部恵一さん作の「カエデの遠距離恋愛」で、

台風クラブの12弦ギターがThe Byrdsを思い起こさせたり、時々Televisionっぽいフレーズがあったりで、良かったです。

ギターだけで(キーボード系なしで)こんなに良い感じのサウンド作りができるんだよなーとか思ったりしました。

 

実はこれが僕にとって初めての楽曲提供となります。

 

是非、聴いてみてください。

 

| music-japanese | 20:05 | - | - |
サラダ「とぼけた すれちがい」〜『20の頃の話』

90年代中盤にいくつかの作品を出し活動していたサラダというバンドがいるのですが、

最近、この男女2人組ユニットの音源を聴いています。

 

メンバーは、ボーカルと鍵盤の仲村有紀、ボーカルとギターの笠鳥高生の2人。

 

元々は、香保里さんが持っていたコンピ『Fancy Fantasy』(Giant Robot Compilation Vol.2/1995年)というCDにサラダの曲が2曲入っていて、僕は特に「とぼけた すれちがい」という曲を気に入っていたのですが、

ただ、しばらく(といっても大分長いこと)聴いていなかったんですね。

最近、久々に「とぼけた すれちがい」を聴いたら、世界観や歌詞等、作る方でも無意識の内に結構な影響を受けていたのがわかりました。

 

この曲は、Tender Leafの「Coast to Coast」(テンダー・リーフでこの曲が一番好き!)で感じる特別感、それは、切なくて、曲と音の波が刹那と永遠を感じさせるもの。言葉では表せない、胸の奥の騒めきの様な。。

そんな感じの思い入れが深い曲です。

 

ところで、本人たち的にはこの曲の位置付けってどうなんだろう。

というのも、このコンピのVol.1と合わせるとサラダは合計4曲提供していて(Vol.1ではサラダではなくLucky Un Luckyという名義)、そのうち「とぼけた すれちがい」のみ、インディー時代の1stアルバム『20(はたち)の頃の話』(1996年)に未収録なんですね。

個人的に飛びぬけて一番良い曲なだけに、そこが気になりました。

 

で、コンピ以外の曲はどんな曲を作ったんだろうと思って、

最近、インディー時代のアルバム『20の頃の話』と、メジャーでのミニアルバム『これすてろーむ』と『meat the salad』も聴いてみました。

 

サラダ 『20の頃の話』(1996年)

 

全体的に、どこか変で、ストレンジさがあるポップスで、面白かったです。

特に、4トラックMTRで作られたという『20の頃の話』はザラザラとした質感で、レンジも狭い。

「とぼけた すれちがい」もそうなんですが、今のDAWとは違う、MTRの音がして、そこがすごく良かったです。

 

 

 

そこに収録されている「(Tike)² RUNAWAY」がYouTubeにアップされていたので貼っておきます。

 

 

サラダ 『meat the salad』(1997年)

 

メジャーでのフルアルバムになります。

ここに収録されている「大事なこと」、

 

やはりちょっとストレンジですよね。

 

この曲以外にも「とにかくあてがなくても このドアを開けようよ」や「ロンドン橋」等が好きでした。

メジャーでのアルバムということで、録音テイクも音作りもこちらの方がだいぶしっかりしています。

 

 

最後に、一応、上に書いたTender Leafの曲も貼っておきます。

 

 

| music-japanese | 00:57 | - | - |
高橋徹也『新しい世界』

最近、Spotifyの有料会員となり、ブラジル音楽や60年代、70年代の洋楽以外にも色々と聴く機会が増えました。

楽曲を聴くのは僕の場合(過去に思い巡らせての)検索がほとんどなんですが、

その検索の思考パターンとして、

昔すごく好きになった友達所有のCDの曲が聴きたいだとか、

昔持っていたけど聴かなくなり売っちゃったCDが懐かしくなってとか、

メジャーすぎて買う気にもならなかったけど実は心の中で気になってた曲だとか、

アルバムの中の1曲だけ好きだけど、それ以外がピンとこなかったやつとかを検索して聴くというようなことをやっています。

 

 

で、今日書くのは、香保里さんが所有している高橋徹也『新しい世界』について。

 

高橋徹也 『新しい世界』1997年

 

これは僕らがLampを結成した2000年に香保里さんのCD(4曲入りのやつ)で初めて聴きました。

 

聴いた当時一番印象的だったのは、転調。

 

こういう洒落た転調をする曲って、そんなに多くなかった(今でもそんなにない気がする)から、すごく気になった1曲でした。

 

その頃、3人で車で移動するときなどたまに掛けたこともあったと思いますが、

しばらく(と書くにはだいぶ時が経っていますが)聴いていませんでした。

 

で、今回、Spotifyで検索をして久しぶりに聴いたらだいぶはまってしまって、2カ月ほど聴き続けています。

 

僕が良いなぁと思って聴いているのは、まずは高橋さんの熱い歌ですね。

 

具体的にここだというポイントがいくつかあるのですが、

 

「見たことのない 見覚えのある場所でいつも俺を《ウェーイ》追い越す白い車」の《ウェーイ》。

いつも聴きながら一緒に歌うんですが、ここの《ウェーイ》も真似して毎回あがってます。

まあ僕は歌えてないんですけど。。

 

それと、アウトロの《ハッ》とか《ダラッダラッ/ダドッダドッ》のスキャットや、「どこにもないのさ」の「さ」を伸ばしてピッチを上げていくところ。

 

あと、アウトロに「新しい世界っ!」って言いながら入っていくところ。

 

それと、2A終わりの「例えオーバーな話しでも」の後の「いい〜」

 

等々。

 

 

ブラックミュージック的なスムースなコード進行に乗るラッパやシンセのハーモニーの重なりの気持ちよさとこの歌の熱さ、

それと歌詞の不思議な世界観が癖になります。

 

 

高橋徹也「新しい世界」 Spotify

 

 

 

| music-japanese | 21:09 | - | - |
MONO NO AWARE『人生、山おり谷おり』

日本のインディー・ロックをほとんど聴かない僕が言うのもなんですが、

昨今の日本のインディー・ロックで一番良いバンドじゃないかなと思ったのが、MONO NO AWAREというバンドです。

 

実はこのMONO NO AWAREとは、2017年の武蔵大学の学園祭で対バンをしました。

その時は、YouTubeで聴ける代表曲を聴いて、良いなぁというくらいの認識で当日を迎えたのですが、

そのライブ後、頂いた1stアルバム『人生、山おり谷おり』を聴いてみたら、かなり良かったんですね。

 

MONO NO AWARE『人生、山おり谷おり』 2017年

 

普段、こういう種類の音楽をほとんど聴かない僕でも、

捨て曲なしの、音楽的工夫に満ちた、とても聴きごたえのある作品だと感じました。

 

言葉遊びの面白さが至る所に見られ、且つ、歌自体が音として面白く聴こえるように工夫されています。

男前な歌詞がかっこいいです。

 

また、ボーカルの玉置さんがほとんどやっているという作曲やアレンジが音楽的な面白さを作っていて、才能を感じます。

さらに、そこに乗っかるリードギター、ベース、ドラムの演奏が良いんです。

 

古い音楽が好きな僕が聴いても、切なさや懐かしさとともに自然に聴けるのがまた良いです。

 

捨て曲なしと書きましたが、

各曲、特に好きな瞬間やポイントがあって、それを書きます。

 

「井戸育ち」・・・「水平な広大な無限の壁 もう一歩 もう一歩」のディレイ感

「マンマミーヤ!」・・・「時間に追われる運命さ」の「さ」で打ちっぱなしのメジャーセブンス感(で歌のメロディが一度の音になるのが良い)

「わかってるつもり」・・・Bメロの「よく聞け、君のことはもう!」でドキッとする

「イワンコッチャナイ」・・・右から聴こえるギターフレーズが好きな曲。この馬鹿っぽい?リズムとフレーズが癖になります。アルバム全般、ギターのフレーズがすごく良いです

「me to me」・・・中盤の「目と皿と目」の繰り返しからが特に良い

「To(gen)kyo」・・・この曲がアルバムで一番好きかもしれない。リズムが良い

「ブーゲンビリア」・・・メロディの入りが良いですね。ゾクッとする出だしです。「そこに懐かしの君からのメッセージ」からの「句点打つ位置がおかしなメッセージが」の「が」に至る流れが特に好きです。「To(gen)kyo」よりこの曲の方がもっと好きかも

「明日晴れたら」・・・「viva viva viva ジプシー音楽」の「が」の瞬間、グッときます。ブレイク後の「だ・け・ど どうなの」に行くところも良いです

「夢の中で」・・・前の曲から繋がる形で、アルバムで一番渋い曲に行きます。歌のリズムと演奏が良いですね。曲調はちょっと苦手です。僕セブンス系が苦手なので。でも演奏に聴きごたえがあり悪くはありません

「駈け落ち」・・・出だしの「だんだん〜」から前半が最高です。特に好きなのが、「季節がくるかな」の瞬間

 

機会があったら、セカンドも聴いてみたいと思います。

| music-japanese | 21:20 | - | - |
Mei Ehara(may.e) ―『私生活』

ここのブログを長い事読んでくださっている方はご存知だと思いますが、

僕は普段ブラジル音楽8割、欧米のいわゆる洋楽2割みたいな感じで、

ほとんど日本の音楽を聴かない人間なんですが、

ごくごくたまに、そのわずかな隙間に入ってくる日本人の音楽があります。

 

ここを読んでいるみなさんにも是非聴いてほしいなと思って、

今日、書こうと思ったのはmay.eさんという女性SSWです。

つい最近改名をしたそうで、Mei Eharaさんとなりました。

 

彼女については、前々から名前は聞いていたのですが、

アルバムを買ってじっくり聴くようになったのは、最近のことです。

 

これまで、自主で5枚の作品をリリースしているのですが、

とにかく2ndの『私生活』の出来がやばいです。

音を聴いて、これは一生ものの音楽じゃないか!となりました。個人的な作品感が半端ないです。

そして、とにかく歌声がすごく良いです。

 

僕がアルバム購入を決めた曲「あなた」。

深いリバーブとともにロングトーンで歌う部分の切なさったらないです。

 

歌詞も、基本的に全然入って来ないんだけど(これは邦楽を聴くときの個人的な理想であります)、たまに聴こえてくるフレーズがどれもすごくセンスがあります。アートワークのセンスも良いし。

 

 

このタイミングで書いたのは、

今、期間限定で、彼女のこれまでの5作品全てがBandcampでフリーでダウンロードできるということで、

そういう理由もあります。

 

Mei Ehara (may.e)『私生活』(Bandcampリンク)

 

上述の「あなた」以外に、「浜においてきて」「おいで」「スーベニア」「裸足」などアルバム全編捨て曲無し、

「Time Goes」のような気だるさのある曲も聴いていくうちにとても良い感じになっていきます。

リンク先のコメント、'can not explain how much i love your music'というのは、聴いていると僕も全く同じ気持ちになります。

ライブは、このアルバムの印象よりもずっと本格派でした。

 

 

 

Mei Ehara (may.e)『スパンコール』

 

『私生活』と趣は違いますが、『スパンコール』も静けさのある良い作品です。

このアルバムは『私生活』よりもクリアに録音されていて、より現代的な響きを持っています。

このアルバムでは「狂った手」と「地味な色」が特に好きです。

このアルバムを聴いて気付いたのは、僕は彼女のダブルボーカルが好きなんだということ。

ダブルボーカルの曲は、歌い始めで、重なった音の波にハッとなります。

 

 

may.e+丘『see you soon "session for us"』

 

また、ファゴットやグロッケンなどを従えて行われたライブが収録されたmay.e+丘名義の『see you soon "session for us"』もすごく良い雰囲気で、古い洋楽ファンの方でも良い感じに聴ける気がします。ベスト盤的な選曲になっているようです。

 

フィジカル作品は全て売り切れだそうで、この機会に是非ダウンロードして聴いてみて下さい。

 

 

これら、ダウンロードは無料で出来るんですけど、やっぱり少しでもお金を出してあげられる人はお金を出してほしいなぁと、

音楽をやっている一人として思うことを添えておきます。

(Bandcampでダウンロードをする際に、価格をユーザーが決められます。)

 

 

永井も香保里さんもMei Ehara (may.e)さんの音楽にはまっているそうで、3人で「すごく良いよね」みたいな会話をよくしてます。

 

| music-japanese | 16:01 | - | - |
北園みなみ『Never Let Me Go』
一足先に、今週発売の北園みなみ『Never Let Me Go』を聴かせてもらいました。


北園みなみ 『Never Let Me Go』2015年12月2日リリース

とにかく4曲目の「冬を数えて」が飛び抜けて良かった。
とくに出だし。
アコギやピアノに重なって拍頭で入るバスドラの音像、余韻。すごく良いです。
「僕もこのバスドラやりたい」等と、かなり感化されました。

今回は5曲中インストが2曲なんですが、
僕はボーカルトラック3曲とも全部好きで、
これまでの3枚で今回の作品が一番好きかもしれないと思いました。
1stと同じくらいかな。

曲だけでなく、自身作の歌詞も良いし、
優しく実直な感じの歌声も、前作より前に出ている感じがして、気持ちよく聴けます。

今回は冬のアルバムということで、
随所随所に感じられる冷ややかな音色がドキっとして良いですね。

ダイジェスト版でも伝わると思いますが、
音楽的にもありえないくらい凝った作品なので、
そういう向きにも応える内容になっていると思います。



このダイジェスト版だと僕の言っている「冬を数えて」の出だしは聴けませんね。

 
| music-japanese | 19:58 | - | - |
ブルー・ペパーズEP
大学生の自主制作盤とは信じ難い、音楽的な質の高いアルバムが10月7日にリリースされます。

ブルー・ペパーズという大学生二人組の6曲入り1stEP。


ブルー・ペパーズ 『ブルー・ペパーズEP』2015年10月7日リリース

これをYouTubeで聴いたとき、僕はピンと来てすぐに彼等にコンタクトを取り、都内の喫茶店で会いました。

メンバーの福田君、井上君、どちらもすごい才能の若者で、
その二人がタッグになり作り出される音楽は、敢えて古き良きAOR〜シティ・ポップの延長線上に居ながらも、
質の高さ、豊かさを感じられます。
歌を含め、1枚目からここまでのクオリティに落とし込むというのは、自分たちから考えると、ちょっと信じられません。
技術もそうですし、耳と勘が並外れて良くないと、こうはならないと思います。

大学生がこんなものを作ったという話題性も手伝って、
この作品がそのままヴィヴィド・サウンドよりリリースされることになったわけですが、
個人的には特に井上君作のインスト曲「Eventide」や英詞の「Calling」(この曲のゲストボーカル佐柳君の歌がこれまためちゃくちゃ良くて、これ単曲で聴いたら、楽曲含め日本人がやっているとは思わないと思う。鍵盤の音選び、ホーンアレンジやラストのシンセソロ等聴きどころ満載)、福田君作の「星空と孤独のマスカレード」等を聴くと、今後、さらに内容的にも飛躍した作品を期待してしまいます。



楽曲の質もさることながら、歌声がすごく良いなと思ってて、
このデモCDRをもらってからは、一ファンとして家などで聴いています。

このブログを読んでいる方、普段Lampを聴いている方にもお薦めできる作品です。




 
| music-japanese | 17:50 | - | - |
新川忠の1st『Sweet Hereafter』
新川忠の名盤であり廃盤の1stアルバム『Sweet Hereafter』が配信サイトOTOTOYでWAVで購入できるようになったそうです。


新川忠 『Sweet Hereafter』2003年

これは悔しいくらいの名盤です。

内容がめちゃくちゃ良いのに、長いこと廃盤のままでですね、
新川さんにも「盤で再発しましょう」と言ってきたのですが、
今回、『Paintings of Lights』のリリースがあった関係で、OTOTOYでWAVで購入できるようにしたようです。

いつか盤の再発があるかもしれませんけど、
内容は保証しますので、とりあえずデータで購入されて聴いてみてはいかがでしょうか?

Lampの『ゆめ』で新川さんを知った方、今回の3rdアルバム『Paintings of Lights』で新川さんを知った方、
僕の文章を読んで前々からその存在が気になっていた方、
この機会に是非。

僕が1stアルバム『Sweet Hereafter』について以前書いた文章はこちら

これ、アナログになったら最高だなと思います。
僕のこの言葉は、実際このアルバムを聴いてもらえば、言っていることが分かってもらえるはずです。
アナログで聴くのが似合う、すごく素敵な内容なんです。


その為にも新川さんの今回の『Paintings of Lights』が売れ、良い流れができると良いですね。

 
| music-japanese | 22:12 | - | - |
北園みなみ『promenade』を聴いて
永井とお昼ご飯を食べたとき、北園みなみ『promenade』の話しから、今後自分たちが音楽を作る意義みたいな話しに発展しました。

このアルバムはミュージシャンがみんな音楽を作ることを辞めたくなるアルバムだと書きましたが、
僕らのように実際にもう音楽に片足、両足を突っ込んで活動を始めてしまっている人、それが深ければ深いほど中々辞めることは難しいわけで、
今から、こういった種類の音楽―ポップスの範疇でより高度に洗練された音楽であるとか、複雑で凝っているけれど感触がポップな音楽―なんかを目指してみようと思っていた人なんかにはミュージシャンへの道に諦めがつく作品だったと思います。

で、実際に、僕らはこれまで音楽的な良さですとかオリジナリティー、音楽的な質等をテーマとして、また、核として、ずっと活動を続けて来たわけで、そういうミュージシャンほど窮地に立たされた感が強いと思ったわけです。
書いたことはまさに自分たちのことだったというわけですね。

僕がまだCDを出していなかったら本当に辞めていたかもしれないなと思います。
10年くらい早くて良かったです。
いや、良かったのかどうかはわかりませんけど。




自分たちが今後音楽をやっていく意義みたいなものについて。
具体的には言えませんが、永井と話し、自分たちが目指すところを再確認することになりました。

僕ら、結構真面目なんですよ。
特に永井は音楽に対して真面目です。

永井は、僕との話し合いの中で、「違うところで勝負するにしても、そこで本当に凄いものを作らないといけないし、もうこれで一層凡庸なものは作れない」なんて言っていましたが、そこまで自分を追い込む必要はあるのかなとも思います。

とにかく今後も良いものが作れるようにやっていきたいと思っています。


--------------------------

その北園みなみ『promenade』ですが、
色々な面から素晴らしいですが、
なんと言っても歌声が良いですよね。

僕は彼の楽器の演奏能力やアレンジ能力については、『ゆめ』の制作の時点で既に多くを感じていたのですが、
今回のアルバムを聴いて、歌や声が良いなぁと思いました。



北園みなみ『promenade』


僕はつくづく録音物が好きな人間でして、
なんていうんでしょうね、
録音物には浪漫があると思うんです。

聴いているとき、これを作った人の姿が見えないじゃないですか。
全て音の世界じゃないですか。

僕が誰かのライブにほとんど行かず音源ばかり聴いているのも、この浪漫に対する偏愛なのかなと思います。

この『promenade』を作った人のことは知っているんですが、
でも、これを聴いているときはもう本人の事なんか忘れて、スピーカーやヘッドホンから聴こえてくる音の世界に入っているんですね。完全に。

今回のアルバムで北園さんの歌声のかっこよさに気づきました。
構え方でしょうかね。

先日、このアルバムを灯放送収録前にかけていまして、
3曲目の「Vitamin」という曲が流れたとき、
僕が「二人にとっては最初の季節」という歌詞が好きだなぁって言ったら、
永井と香保里さんにすごく僕が好きそうな歌詞だと言われたんですね。

そうなのか、と思いましたが、
僕は北園さんのこの曲で見せる男前な歌詞の世界が好きです。
この曲、歌詞が良いんですよね。
僕はふざけたものよりもこういう真面目なものが好きです。

僕的なポイントの話しになりますが、
「暮れる街の喧騒に花を添えたさ」の「さ」にグッと来ます。

「揺れる思いが 2つに重なって消えてく」のキザな感じもすごく好きですね。

それと、この曲の最後の一行、
暮れる街の喧騒を 背中に残し夢を見る」はメロディーと相俟って、毎回キュンとします。
「夢」の「め」で高音になるところがすごくかっこいいですね。

永井でも新川さんでも聴いていて思うのは、
グッドメロディーとかっこいい歌詞の組み合わせに弱いなということです。

あと、2曲目「電話越しに」のサビの「君の元から電波が夜風をまとい」というところで、「電波が」の「が」の瞬間のメロディーとコードの組み合わせにグッと来ました。

この曲の歌詞もすごく好きです。

--------------------------

この「電話越しに」は、
ルパート・ホームズの「Answering Machine」みたいに電話っぽい音が入っていて、
フレーズもどこか電話を連想させるもので、
すごく芸が細かいし、こういうのを体現できるって本当にすごいことです。
彼と話しているとどれだけ音楽を深く捉えているかがわかります。

それと、左右に振られた柔らかいシンセのフレーズの数々が僕はすごく好きで、
この感じは、僕はクリフォード・コールターでしか聴いたことなくて、
クリフォード・コールターを聴きながら、「ああ、これ大好きなんだけどあんまり誰もやってないなぁ、理論的にはどういうことやっているんだろう」なんて思っていたら、
北園さんが多用していました。




3分06秒以降のシンセソロが大好きで、その中で2箇所シンセがはもるところが出てきます。
そこが大好きです。


最近は、この『promenade』とマスタリングを終えたばかりの新川忠さんの『Paintings of Lights』ばかり聴いています。

まとまりないですが、
今日はここら辺で。
 
| music-japanese | 23:51 | - | - |
北園みなみ『promenade』
今日、僕はようやく北園みなみの初の公式音源となる『promenade』を聴けた。

これはミュージシャン全員総辞職したくなるアルバムだなと思った。
ここまでやられると皆音楽を作る気力を無くしてしまう。
(一応僕は続けますけど。)


これはもう事件であり、音楽革命だと思う。



北園みなみ 『promenade』2014年10月22日リリース


僕は今日一日中これを聴いていた。

そして、聴く度涙ぐんでいた。
それはこれが切ない音楽だとか哀しい音楽だとかそういう理由ではない。
もう音楽として凄すぎるから。

こんなダイジェスト(下記リンク先)じゃ正直この内容の素晴らしさの1割も伝わらない。
僕が言っていることは実際に盤を聴けば分かります。

彼の作品は僕が始めたレーベルで出したかったけど、
そしてこうして内容を目の当たりにするとさらに悔しいけど、
でも本当にこうして彼の音楽が公式にリリースされて、
そしてこんなに凄い内容で、
僕は今日一日中凄くハイテンションで過ごした。

今日、ここに書いているのも彼と縁があるからとかそういうことではなく、
本当にこの音楽と向き合って滅茶苦茶感動したからです。


例えば、新しい音楽が出てくるときって過去の何かを引き合いに出して、
本当はそのオリジナルよりしょぼいんだけど、〜の遺伝子を受け継いだ名盤みたいな紹介され方するんですけど、
これはもう過去の何ものをも超えていて、、
言葉が見つからないんですよね。


内容について僕が感じたことを一つ書いておくと、
デモの段階よりも歌が明るく力強く録れており、
ボーカルの魅力に気づかされました。


これは外国にも堂々と誇って出せる作品です。

ここを読んでくれているLampの音楽が好きな方だったら十中八九好きだと僕は思いますよ。

とにかく凝っていて、
音楽が好きな方の耳を大満足させる内容となってるということは言い切れます。

今日、お昼ご飯を永井と一緒に食べたときに「どの曲が好き?」みたいな話しになって、
2人とも「電話越しに」と「プラスティック民謡」で一致しました。


下記、彼のオフィシャルのホームページが出来たそうです。

| music-japanese | 22:16 | - | - |
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