2018年5月15日
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カエターノとガルの『ドミンゴ』に思う
今日は、このアルバムの内容ではなく、音についての記事です。


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ブラジリアン・ミュージック入門というカテゴリーを作ったものの、更新しないままかなりの月日が経っていたので、そろそろ第3回、カエターノとガルの『Domingo』について書こうと思いたった。

そして、記事にYouTubeのリンクなんかを貼ったらわかりやすくて親切だよななどと思って、検索をかけた。

そしたら、超が何個も付く名盤にも関わらず、あまり曲がアップされていない。
なんでだろうと思いつつ、曲を再生してみる。

音質が悪いYouTubeの中でもましなものを選ぼうと、同じ曲でもいくつか上がっていれば検索結果の範囲で全て聴いてみた。
どれを聴いてもすごく違和感があった。
「あれ?いつも自分が聴いている音像と違う」と。

なんか、よくあるブラジル盤CDのペラペラな感じだったり、音圧もやたらと小さいし、リバーヴがやたらとかかっていたり。
「(僕が普段聴いているのは)こんな音源じゃない」「これじゃ、皆に良さが伝わらないよ」と。


僕の場合、『Domingo』は98年頃にCD化されたものと、オノセイゲンさんのDSDマスタリングのCDしか聴いたことがなく、LPでは聴いたことがない。
もう長いこと、オノセイゲンさんのDSDマスタリングのCDで聴いていて、この音が僕にとっての『Domingo』像である。
YouTubeで聴けたものには、この、声やフルートなどの楽器がすぐそこで鳴っている感じが全くないのだった。

そこで気づいたのが、普段僕が聴いているCDはおそらく日本のみの発売であるということ(日本のユニバーサル)。
そう考えると、日本人はこんなに良い音で聴けて得しているし、他の国の方々は大変な損をしていると言える。
もしかすると、このYouTubeにあまり曲がアップされていないのは、そもそもそんなに評価されていないのかとも思った。あんな音だったらその可能性もあり得ると思った。
誰か、日本の人がYouTubeに『Domingo』の音源をアップしたとしたら、世界中のブラジル音楽ファンは驚くかもしれない。
絶対、驚くだろう。
「え、これ、[Domingo]!?」「Amazing!!」「How did you get this??」となるに違いない。

さらに考えると、僕が普通に聴いているこの音像は制作者等が意図した音像とは別物なのかも知れないなどとも思った。いや、その可能性はけっこう高い。

そう考えていくと、昔の音源を今の人にどういう音で聴かせるかというのはかなりの難題であると分かる。

この『Domingo』の処理は、少なくとも僕にとっては成功・正解だと思う。
もっと上があるかどうかはわからないが、おそらく的の中心に限りなく近いところをいっているだろうと思う。
音楽は全てバランスだ。
ということが、長年音楽をやってきて気付いたことだが(昔は積めば積むほど良い音楽になると信じていた)、これは非常に良いバランスで仕上がっているのである。


ちょっと話が逸れるが、最近の、昔の音源のCD化の音はほとんどの場合納得出来ていない。
音を潰しすぎている。
僕は高音が強いのが苦手なのだが、
最近の再発もののハイハットとか聴いてられない。
僕の使用しているヘッドホンは高いところは強調しないようなタイプのものだが、それでもきつい。

そんなCDだったら昔の企画のもの(90年代前半くらい)をボリュームを上げて聴いているほうが良い場合が多い。

せっかくもとの音源は良いんだから、
あれはどうにかしてほしい。



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