2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



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生い立ちからバンド結成、
そして現在までの経緯。





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『ランプ幻想』 メンバーの各曲コメント
2008年、『ランプ幻想』リリースの際に寄せた各曲に対する3人のコメントです。
当時、印刷し配布したものです。
少々長いですが、良かったら以下お読み下さい。






1 儚き春の一幕

永井祐介
決して分かりやすい曲ではありませんが、あえて一曲目に持ってきました。
繰り返しのない曲展開、斬新なコード進行とメロディーに作者染谷さんの意気込みを感じます。

榊原香保里
とても不思議な曲です。流れ出したメロディーは、二度と繰り返されずに、目の前の景色を次々と変化させながら進んでゆきます。余りにも繊細な、ランプの曲集のはじまりです。

染谷大陽
ブラジルのミナス系の音楽を日本的な雰囲気に包み込んで曲を作ってみたいという気持ちからできた曲。以前から、繰り返しのないポップスを1曲として仕上げてみたいという気持ちがあり、それをこの曲で実現させた。歌詞は、昔の美しい思い出から。


2 密やかに


永井祐介
ギター1本で曲の良さを表現できるような曲というコンセプトで作ってみました。結果、なかなか良く出来たと思います。ストリングスアレンジが大変でした。

榊原香保里
ノスタルジックな弦のカルテットではじまり、ギターを爪弾く音、ピアノの音、何よりも歌の息づかいがとても生々しく、すぐ傍で歌っているような感じがすごいです。シンプルな構成により、曲の綺麗さがすっきり伝わってきます。

染谷大陽
このアルバムで一番好きな曲。サウンドや楽器編成はシンプルだけど、コード進行とメロディーの完成度がものすごく高く、永井らしい。こういう曲を作れる人って居ないのではないかと思う。こういうサウンドは、僕が最後まで固執したもので、アルバム制作当初に作りたいと思っていた雰囲気は、この曲が一番出せたんじゃないかと思っている。また、永井の良さ、ギターやピアノの演奏だけでなく、アレンジ力も素晴らしいと改めて思った。これ、好きです。


3 夕暮れ

永井祐介
この曲は完成させるのにとても苦労しました。僕なりにロックをやろうとした結果こんな感じになりました。誰もロックだとは思わないかも知れませんけどね。

榊原香保里
この、二曲目と三曲目の流れがとても好きです。後半部分からのものすごい盛り上がり方が、すごく永井らしい演出です。とても個性的で感心してしまいます。

染谷大陽
今回の制作の中で、一番苦労した曲。この曲も2曲目の「密やかに」同様、非常に美しい曲。永井は、これらの曲を繋げたいと当初から言っていた。色々な音に埋もれて、はっきりと聴こえてこないけど、後半のコーラスワークがとても美しいです。スタジオで感動していました。


4 雨降る夜の向こう

永井祐介
ライブで何回か演奏していたので、レコーディングする前から割と完成形が見えていた曲です。難解なメロディーのヴァースとポップで分かりやすいコーラスの対比が面白いです。

榊原香保里
私の歌うサビ部分はとてもキャッチーなのですが、永井の歌うメロディーが実はものすごく複雑で、なのにさらっと聴けるところがこの曲のすごいところです。自慢したくなる曲です。

染谷大陽
これは、3rdアルバム『木洩陽通りにて』発売後、「ムードロマンティカ」と同じ時期、一番初めに作った曲。何度も繰り返し繰り返し修正しながら作った曲で、自分の曲の中では特に想い入れが深い曲。曲の出来にもとても満足しているし、歌詞の風景もとても好き。


5 ゆめうつつ

永井祐介
この曲は、好き嫌いがとてもはっきり出るのではないかと思います。
こういう曲に興味がない人にとってはただの地味な曲に過ぎないかも知れませんが、好きな人にとっては衝撃かもしれませんよ。

榊原香保里
二部構成になっていて、後半部分はなぜかインド音楽風。幻想的な雰囲気を作っています。いい意味で掴み所がなく、こういう感じをアルバムに収められて良かったと思います。

染谷大陽
こちらはフォーキーなサウンドで雨の風景を切り取ってみた。雨の日に感じる狂気的な優しさを表現したくて作ってみたけど、自分が思っていたようなものになったかどうかは、もうよくわからない。3人で楽曲を完結させた、というのは初めて。


6 白昼夢

永井祐介
今回のアルバムの中で一番ポップな仕上がりだと思います。今までのLampの曲のイメージとはかけ離れているかもしれませんが、こういうのも好きなんです。僕らも少し演奏が上手くなったなと思いました。

榊原香保里
今回のアルバムの中でも象徴的な一曲です。客観的に聴いてみて、もしかしたらこういう曲調に驚かれる方もいるかもしれませんが、特に奇を衒ったわけでは無く、ランプとしてとても自然な感じがします。

染谷大陽
穏やかに晴れた日に居る狂人のことを歌った歌。それは僕のこと。そして君への極めて個人的な想い。それが狂っている。


7 日本少年の夏

永井祐介
歌詞から、演奏から、ほとんどがイメージで出来ている様な曲ですね。もちろん100%イメージで音楽を作ることは出来ませんが、イメージで曲を作ることを心掛けるというのは大事なことだと思っています。方法論が勝ると良い音楽はなかなか生まれないですからね。あくまで個人的な意見ですが。

榊原香保里
夢と現実の間をゆっくりと漂う感じ。そんな雰囲気が伝わるとうれしいです。全体的には地味だけど、コーラスや細かいアレンジなど、聴き所がたくさんあって気に入っています。

染谷大陽
少年時代の夏の夢、それは今や桃源郷。あの温もりは遠い幻。僕等は、この曲のレコーディングで夏を二度迎えた。二度目の今年の夏は、去年の夏を思い出し、不思議な気持ちになった。


8 二十歳の恋


永井祐介
この曲はかなり古く、バンド結成当初に出来た曲の内の一つです。基本的なアレンジは変わっていませんが、ストリングスやマリンバなど、今の僕らだからこそできた部分もあり、なかなか気に入っています。

榊原香保里
これは、本当に二十歳の頃に歌っていた、自分達にとっては思い出の曲です。当時大陽が、「百人一首の歌からメロディーを考えた」と言っていて、かなり感心したのを覚えています。

染谷大陽
これは、今から7年前に作ったもので、とても馴染みがある曲。歌詞は、短歌の五・七・五・七・七からヒントを得た。ボサノヴァと日本情緒を混ぜ合わせて新しい雰囲気が生まれたと思う。青い春だと気付かぬ、二度と戻らぬ美しき恋。雰囲気を大切にレコーディングした。


9 冬の影は哀しみ

永井祐介
作者の染谷さん曰く「一番気に入っている」そうです。僕の歌がもう少し上手ければ、もっといい感じに仕上がったのではないかと思っています。帰らざる日々を歌った歌詞がとても切ないです。

榊原香保里
この曲もわりと古い曲です。珍しくストレートな歌詞。こういう曲を大陽が作った事と、それを永井が歌っているっていう事が、何だか微笑ましくて可愛いです。

染谷大陽
これは3rdアルバム『木洩陽通りにて』の制作期間中に作った曲。作曲した当時、自分で弾き語るたびに涙が溢れ出てきた想い入れの深い曲。当時からこの曲をとても気に入っていた。恋人が自分のもとから去っていく、とても淋しく、哀しい歌。


10 ヱンド・オブ・ア・ホリデヰ

永井祐介
もともとは歌なしのインスト曲の予定でしたが、メンバーの染谷さんに「これがインストだと聴いた人ががっかりする」との忠告を受けて、急遽、歌詞を作り、歌を吹き込みました。今回はじめてエレキ12弦ギターを使用しました。

榊原香保里
この雰囲気、ちょっと新鮮なランプに感じます。当初の予定ではインストだったのですが、大陽が本当に本当にしつこく歌を迫ってきて、二人のデュエットになりました。ウクレレとスチールギターとオルガンが効いている、軽い、気持ちのいい曲です。

染谷大陽
これを初めて聞かせてもらった日、とても良い感触だったので、永井に「すごくいいね」と言ったのを覚えている。レコーディングでは、そのときの良い感触がなるべく出せるように、色々と言ってきたつもり。今回の永井の3曲はどれも非常に凝っていて、作るのが大変だったろうと想像できる。


11 ア・サマア・バケイション

永井祐介
基本的には染谷さんが弾くギターと僕の弾くピアノの伴奏によるシンプルな演奏です。鈴木潤さんの弾くシンセサイザーがとても効果的に入っています。アルバムの最後を飾るにふさわしい曲だと思います。

榊原香保里
この曲も含めて、今回はドラムレスの曲が4曲あるのですが、それぞれに違った表情を見せていて、作曲表現の豊かさを感じます。何重にも重なるコーラスと、ふわふわ泳ぐムーグシンセ。哀しい小さな花を、アルバムの最後にそっと添えるイメージで、お別れです。

染谷大陽
アルバムに物足りなさを感じ、最後に追加した曲。夏の終わりの侘しさを歌った。ベーシックは、永井のピアノと僕のギターを同時に録音した。


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