2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



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音楽レーベルBotanical House



生い立ちからバンド結成、
そして現在までの経緯。


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無人島に持っていく10枚。



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音楽の無人販売所
今でも郊外や田舎に行くと、野菜の無人販売所を見かけます。
野菜を欲しいと思った人がそこに備え付けてある箱にお金を入れて野菜を持ち帰る仕組みのやつです。

どのような考えや気持ちで農家の方々があの販売方法を採っているのかは今でも知らないままなのですが、
幼い頃、それを見て、「これは大丈夫なのかな」と人事ながら不安に感じたものでした。





自分がミュージシャンとして、また、レーベルを始めたものとして、
音楽を売っていくということを考えるときに思い浮かべるのは、いつもあの風景なのです。


音楽にお金を払わずとも聴ける時代、
音楽にお金を払うことが当たり前ではなくなった時代、
そんな時代でそれでも音楽を売っていくには、
心ある方々だけを相手に売っていくしかないという結論に毎度のように達するわけです。
自分ひとりで考えても、周りの人と話してみても。

そして、あの風景を思い浮かべ、幼い頃不安に感じた時と似たような気持ちになるのです。


今、外国のアーティストの間では、Bandcamp等を利用して自分の作った音楽をリスナーに直売することが主流になっているようです。
これはトレンドというよりも、そうするのが最善策だという考えなんだと僕は思います。

Bandcampでは、リスナーがアルバムまるごと無料でダウンロード出来るように設定しているアーティストも少なくないようです。
これは宣伝の意味と将来に対する投資の意味があるのかなと思います。



インターネットで少し検索すると、僕らの初期の作品に1000人以上のユーザーが星5段階評価を付けている中国語のサイトが見つかります。
彼らがどういう状況でそれらを聴けていて、評価をしているのかは知りません。
もちろん僕らの音楽は中国で盤の販売もダウンロード販売もしたことないし、そういうお金ももらったことは一度もありません。
逆方向から言うと、中国の方が偶然インターネット上で僕らの音楽を聴き、「ほしい・買いたい」と思っても正規のものを手に入れる方法が無いのが現状なんですね。

ここはいつももどかしく思っていました。
彼らの中にも、手に入れる対価としてお金を払いたいと思っているユーザーは居るはずだと僕は思うんです。

自分たちでレーベルを始めた理由は沢山あるのですが、その一つがこういう部分をなんとか出来ないかと思ったところにあります。


インターネットで世界との距離が縮まった今、
野菜の無人販売所の前にどこでもドアが設置されたようなイメージです。

 
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