2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



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Lamp「夜会にて」の着想

今日は普段あまりしない話しを。

 

普段、僕がどんな風に曲を作り完成させていくのか、

その着想(取っ掛かりの部分)の話しを、実際に音を聴いてもらって記事を書きたいと思います。

 

『彼女の時計』の1曲目に「夜会にて」という曲がありますが、

おそらくこの曲の着想の話しは僕の曲の中でも結構面白い方だと思うので、書いてみたいと思います。

 

Spotifyにプレイリスト《Lamp「夜会にて」の着想》を作りましたので、こちらを聴きながら読んでもらえたらと思います。

 

https://open.spotify.com/playlist/4SHUcvlqrDBu4iwxYC0sKw?si=MwOvm3CbSCusscR4MbSG4g

 

 

Dori Caymmi「Spring」

まず、この曲を作った時期に、僕はDori Caymmiというブラジルのミュージシャンの曲がすごく気になっていて、自分でもそういう響きの曲を作りたいと思っていました。この人はギターの開放弦を上手く使った曲が多いです。「さち子」なんかもそうですが、ギターの開放弦を使うとピアノとはまた違った独特の響きになります。

今回、《Lamp「夜会にて」の着想》のプレイリストに入れたDori Caymmiの曲は「Spring」ですが、「夜会にて」はこの曲だけでなく、彼の曲全体に影響を受けた感じです。

 

Toninho Horta「Liana」

で、どの曲から一番具体的な影響を受けているかと言われたら、トニーニョ・オルタのこの曲になります。出だしのメロディの形がサビの出だしと全く同じですし、その後のコード進行も大枠で考えると結構似ていると思います。コピーしたことないので分からないですけど、この曲を意識して作ったのは確かです。

僕はスタジオ・アルバムではなく、トニーニョ・オルタのスキャットが添えられているこのライブ盤でこの曲をよく聴いていました。

 

TM NETWORK「Nights of the Knife」

この曲なんかはLampのリスナーからすると、「え、こんな曲に影響を受けたの?」などと意外に思われそうですが、聴いてもらえたら納得してもらえるかなと。

中学3年生の頃、僕はこの曲が大好きでした。

TM NETWORKに関して言うと、当時、ツタヤでベスト盤を借りて聴いたのですが、他の曲はそんなにピンと来なかった記憶があります。

ウッドブロックの使い方はほとんどそのままですね。制作にあたってサポートメンバーの方々にも参考音源として、この曲を聴いてもらった気がします。

こうして僕らが所謂Jポップを採りあげるのはとても珍しいです。というか、『彼女の時計』までそういうことはほとんど無かったんじゃないかと思います。少なくとも僕は。

 

Fafa De Belem「Meu Homem」

ブラジルではかなり有名なシンガーのようですが、日本ではそんなに知られていません。僕もアルバムは1枚か2枚くらいしかもっていません。

この曲は一度だけYouTubeでたまたまこの曲のライブを聴いて、その時のこのイントロのシンセフレーズとテープのコンプ感に強烈な印象がありました(おそらくビデオテープから取り込まれたんだと思います)。こういうのやりたいんだよなぁと思ったのを覚えています。

その後その映像を見ることはありませんでしたが、昨日見つけました!

調べてみると、これって映画「007 私を愛したスパイ」の曲なんですね。てっきりブラジルの曲かと思っていました。

 

 

 

Vangelis「Chariots of Fire」

映画『炎のランナー』も見たことなければ、Vangelisも聴いたことがないのですが、この曲はどこかで聴いた覚えがあって、「夜会にて」を作っているときに、何かのきっかけでこれを検索し、「あ、そうそうおれが今やりたいのはこういう感じ」と思ったのを覚えています。

 

GAO「サヨナラ」

この曲からは具体的にはどこからも影響を受けていません。というのも、僕は「夜会にて」を制作している時はまだこの曲の名前も誰の曲かも、知らなかったからです。もちろんこの曲が流行った当時もこの曲については全く知りませんでした。

じゃあどうしてここに挙げたのかというと、僕は「夜会にて」を作っている時に、自分の中にぼんやりと存在する中学生の頃の郷愁感を出したいと思っていました。

で、どの曲かは思い出せないんだけど、あの頃に1曲胸をギュッと掻きむしるような響きを持った曲があったよなぁとぼんやりと考えていました。結局覚えていたことといえば、「中学生の頃に胸をギュッと掻きむしるような響きを持った1曲があった」ということだけで、その感覚を頼りに作曲をしました。

で、制作後もそのことが気になっていて、自分で当時のヒット曲まとめを検索したりして、とうとうそれが何だったのかを見つけたんです。見つけて聴いたときは、「あ、夜会にてで出したかったのはこの感覚だー」と思いました。

1992年4月リリースの曲だそうで、ちょうど僕が中学1年生ですね。

おそらく中学生の頃はテレビかラジオかで耳にしていたんでしょうね。

きっとこの曲を聴けて制作をやれていたら、もっとこの雰囲気を出せた気がしますが、全く別のものになっていたでしょうね。

全然似てないじゃん。という声が聴こえてきそうですが(まあ上述の通りかなりぼんやりとした印象だけしかなかったので、当たり前と言えば当たり前なんですが)、その「ギュッ」はとても感覚的で、しかも一瞬で通り過ぎちゃうので、もしかすると読まれている方には全く伝わらないかもしれません。

 

 

こんな風に、1曲作るのに、5曲とか6曲とか、多いときは10曲くらいから着想を得ます。

で、大抵はコピーはしません。

コピーしちゃうとそのままになって抜け出せなくなるから、印象だけを自分の中に持ち帰ります。

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