2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



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Bossa Nova
5年位前に日本に何度目かのボサ・ノヴァ・ブームが到来して、今はその頃に比べるとブームもずっと下火だと思いますが、まだボサ・ノヴァを(意識的に)聴いたことがないという人はたくさんいると思います。
今日は「ボサ・ノヴァの聴き方」について少し書いてみたいと思います。

僕自身、音楽というのはどう聴いても自由だと思っておりますので、それを踏まえたうえで読んでくださいね。ここで書くのはあくまで一つの提案です。

僕が初めてボサ・ノヴァをそれと意識して聴いたのは、友人から借りたアストラッド・ジルベルトのベスト盤でした。大学1年の頃でした。
そのCDからは、それまでの僕がボサ・ノヴァという未知なるジャンルに対して勝手に抱いていたイメージとかなり近い音楽が流れてきました。

ボサ・ノヴァを聴き始めて確信したのが、ボサ・ノヴァというのは、《メロディの落ち着く場所の不安定さとか意外さ》を重要視した音楽なんだということでした。とにかく僕はそこに魅力を感じていました。それはジャズにも同じような感覚を持っていたわけですが、ボサ・ノヴァの方が、よりそれを重要視しているように感じました。
《メロディの落ち着く場所の不安定さとか意外さ》、これは音楽が持ついくつもの魅力の中でも僕にとっては特別です。
ボサ・ノヴァと称される音楽でも、それがないと、たいていは魅力を感じることがありませんし、逆にボサ・ノヴァではなくても、そういうメロディを持ったものなら、すごく魅力的だと感じることが多いです。

新しくそういうジャンルが認知されると聴く側(僕)も選びやすいんですけど、今のところそういうジャンルはないんですね。
それにしても、ここでいちいち「《メロディの落ち着く場所の不安定さとか意外さ》のある音楽」と書くのも長いので、ぱっと一言でそれを表すようなしっくり来る言葉はないですかね。

まあそれはいいとして、
《メロディの落ち着く場所の不安定さとか意外さ》の王様はジョビン作の「Disafinado」という曲です。
これを聴いたときは、驚きと喜びとでほんとたまりませんでした。
最初のフレーズから、すごいこけ方をします。「あ、半音低い」って感じで。

ボサ・ノヴァを聴くなら、まずはシンプルに歌とギターの弾き語りものがお薦めです。
やはりまずはこれだと思います。


Joao Gilberto 『Getz/Gilberto』1964年

『ジョアン・ジルベルトの伝説』という中古で8000円〜1万円で出回っているCDで聴ける初期3枚のアルバムに比べて、こちらのほうが音が断然良いですし、ジョアンの声にも静かな迫力があります。
あらゆる「Disafinado」のテイクの中でも、ここに収められているものが一番好きです。ジョアンの歌とギターがすごく生々しく響いてきます。
このアルバムに入っている「The Girl From Ipanema」や「Corcovado」、「Vivo Sonhando」などもこのアルバム・ヴァージョンが一番です。どれも《メロディの落ち着く場所の不安定さとか意外さ》を楽しめる名曲です。


このアルバムには収録されていない曲では、「Chega De Saudade」「Summer Samba」「Minha Saudade」「The Gentle Rain」「Dindi」などは初めて聴いた時、衝撃を受けるとともに、これはとても勉強になると思いました。

メロディの意外性というところとは別に、「So Danco Samba」や「O Pato」「Tin Tin Por Tin Tin」などもとても好きでしたし、違う部分で勉強になりました。
また、今から考えると「Tristeza」や「Ela E Carioca」「Voce E Eu」「Coisa mais Linda」「Aquarela Do Brasil」「A Ra」「Wave」「Felicidade」などボサ・ノヴァの名曲を覚えて弾いていたことは、曲を作る時にどこかで役に立っている気がします。ほとんど全ての曲が。

有名曲は星の数ほどありますが、ここに名前を挙げたような曲は、本当に有名かつ良い曲ばかりで色んなミュージシャンが色んなところでやっています。
CDを買う際に、曲目をチェックして選んでみるのも面白いと思います。
とにかく「The Girl From Ipanema(イパネマの娘)」が入っているCDばかり集めるとか。

ということで、曲を作らない人もボサ・ノヴァを聴いてみてはいかがでしょうか。聴くだけでもメロディの意外さは感じとれ楽しめますし、とても良い音楽です。
ボサ・ノヴァで裏切られる快感を味わってみてください。
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