2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



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ひろがるなみだ
「ひろがるなみだ」

「君を想う」―その誰かの想いが立ち昇るところからこの曲は始まります。

2ndアルバム『恋人へ』に収録された永井の3曲のうち、「明日になれば僕は」と「愛の言葉」は、かなり昔に作った曲だったので、この曲の姿こそがこの時期の永井を表していると、当時から思っていました。

まだ曲として形になっていなかった「面影」や「冷たい夜の光」を聴かせてもらったのと同じ日に、この曲を聴かせてもらったのを覚えています。

僕はこの「ひろがるなみだ」や「冷たい夜の光」を聴いて、永井が作曲者として一段も二段も成長したことをはっきりと感じました。その時、こういう曲を今後何曲も作って来られたら、同じグループのもう一人の作曲者としての自分の立場も危ういなと感じたものでした。おそらく日本のロック・ポップスの歴史を振り返っても、ここまで質が高く、センスの良い曲を作った人は数える程もいないと思います。僕はそんな永井の存在が、嬉しくも少しこわかったような気がします。

2ndアルバムを制作するにあたり、考えたことがありました。それは、「ひろがるなみだ」と「冷たい夜の光」の両方を収録するか、どちらかだけを収録するか、ということです。どちらもものすごく良質な曲だけに少し難解な部分がありました。なので、両方を一枚に入れてしまうとアルバム自体が分かり難いものになってしまうのではないか、という懸念があったのです。『今回は「ひろがるなみだ」を入れることにしよう』という僕の提案を永井は了解してくれました。

この曲をレコーディングするにあたって、永井の中で鳴っている音を大切にしたいと思い、敢えて僕はアレンジ等に全く触れませんでしたし、それまでのように自ら進んでアイディアを出したりしませんでした。このことに永井は(不安から来る?)不満があったようですが。
僕は『恋人へ』はこの曲のためにあるアルバムだと考えていました。レコーディングをしていて、この曲が形になっていくのがとても楽しみでした。

クレジットを見るとわかるように、この曲のほとんどの楽器が永井本人による演奏です。
2ndアルバム『恋人へ』で永井がアレンジを担当したのは、この曲と「明日になれば僕は」だけだったのですが、演奏・アレンジ・歌録りと、こなさなければならない事が多く、相当の気疲れがあったようでした。

苦労の結果、末永く聴かれ続けるであろう曲が完成したのでした。

染谷大陽(2005/11/28)
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