2018年5月15日
Lamp 8thアルバム『彼女の時計』リリース



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Toninho HortaとBeto Guedesの「ネネウ」

Toninho Horta 『Harmonia & Vozes』2010年

トニーニョ・オルタのこのアルバムで一番好きなトラック、
ベト・ゲヂスとのデュエット曲「Meu Nome É Que Diz (Nenel)」をYouTubeで見つけたので、
これは是非皆さんにも聴いて欲しいと思う、超が付くほどの名曲なので、今日ここに載せておきます。

それでは、トニーニョ・オルタとベト・ゲヂスで「ネネウ」。
どうぞ。



ベト・ゲヂスが好む6拍子の曲で、コード進行もすごくミナス的で、感動的な曲です。
二人の歌声も良い。

僕もこういう曲を作りたいなと思う。



もう一つ、トニーニョ・オルタ関連で、感動の動画を。

ヘンリー・マンシーニ作曲のスタンダードナンバー「ムーン・リバー」をギター1本でカバーしているのですが、この演奏が素晴らしい。
素晴らしいって言葉を使うと胡散臭いですが、本当に素晴らしいです。

後ろで聞こえる雑音から、おそらくどこかのカフェやレストランでの演奏だと思います。
これこそ唯一無二のトニーニョのギタースタイルという、和音の付け方。

ギターという楽器の表現で、ここまで可能なんだと思わされる映像です。





トニーニョのインタビューで、彼は「幼少の頃から、音楽で感動して、ベッドの下で泣いているような子どもだった」などというような記事を読んだことがあるのですが、
この映像で、「Moon River」を弾きながら、目から涙を流しているのが分かります。


この動画、後半はなぜか違う映像になります。

| music-brasil | 23:17 | - | - |
Carlos Lyra ―Heroi Do Medo

Carlos Lyra 『Heroi Do Medo』1975年


以前からたまに聴いていたこのアルバム。


制作中にこのアルバムが話題に挙がりまして、
改めて聴き返してみたら、やっぱり良い。


カルロス・リラというと『The Sound of Ipanema』など、60年代のボサノヴァ期の作品に有名なものが多いですが、
このアルバムは75年ということもありまして、ムーグっぽい音が入っていたりするのですが、その音作りが何とも稚拙。

しかし、その稚拙な音作りが素朴さを生んでいまして、却って面白いんですね。
他ではあまり聴くことが出来ない音作り、とでもいいましょうか。

このアルバム、音楽ファンなら買って損なし、
と言い切っていいのかどうかわかりませんが、僕はかなり好きです。


良い音楽かどうかという意味では、曲がどれも良いですし、
あとは聴いているこちらが楽しめるかどうかということですね。

曲単位で言うと、Helio Delmiroのギターと女性スキャット(Kate Lyraとクレジットされていますが、奥さんでしょうか)が入るインスト曲「Pulsars」と感傷的なボッサバラード「Canaa」が凄く良いです。


| music-brasil | 14:50 | - | - |
Gal Costa ―Gal Canta Caymmi

Gal Costa 『Gal Canta Caymmi』1976年

ガル・コスタによるドリヴァル・カイミ曲集。
なんですが、自然と耳はその演奏とジョアン・ドナートのアレンジに。
僕の所有CDにはクレジットがないのですが、「これ、アレンジ、絶対にジョアン・ドナートだ」と思いました。
ドリヴァル・カイミにスポットライトをあてるつもりが、ジョアン・ドナートにあたっちゃっている感じです。

個人的にガル・コスタで一番好きなアルバムは、78年の『Agua Viva』なんですが、このアルバムはその次に良いかも知れません。

ジョアン・ドナートが、ガルと同じバイーア出身のジルベルト・ジルと共同制作した『Lugar Comum』(1975年)や、同じくジョアン・ドナートがアレンジや演奏をやったオルランヂーヴォの『Orlandivo』(1977年)あたりが好きな人にはほぼ間違いない内容かと思われます。


それでは、ガル・コスタ「Vatapa」のビデオクリップ(多分VHSからデジタル化したもの)をどうぞ。

| music-brasil | 22:03 | - | - |
Taiguara ―Fotografias
ウルグアイ生まれのブラジル人(?)、タイグアラの1973年のアルバムを購入しました。


Taiguara 『Fotografias』1973年

これが意外に凄く良かった。

どこがどう良いのか説明しろと言われても難しいのですが、なんか凄く良かったです。


これまで、タイグアラというと、
エルメート・パスコアルがアレンジ、ヴァギネル・チゾがプロデュースしたことで有名な1975年の『Imyra, Tayra, Ipy, Taiguara』と、
曲によってソン・イマジナリオがバックを務めたといわれる1970年の『Viagem』だけ聴いたことがあったのですが、どちらもそこまでピンと来ていたわけではなかったんですね。


でも、この『Fotografias』を聴いたあと、それぞれ聴いてみたら、どちらもけっこう良いかもと思いました。今日。

どちらもミナス系のアーティスト参加の色合いが出てますし、
特に『Imyra, Tayra, Ipy, Taiguara』は、そこにさらにエルメート色が濃く混ざっていて、非常に音楽的な音楽になっているわけです。それこそ、エルメートやヴァギネル・チゾのソロ作品を聴いている感触に近いような感じです。


Taiguara 『Imyra, Tayra, Ipy, Taiguara』1975年

このアルバムの内容が、演奏やアレンジ等が非常に洗練されていて音楽的に凄いことになっているのは前々から感じていたのですが、それがそんなに良い感じには思えてなかったんでした。



話しを『Fotografias』に戻しまして、
これも曲によってベースのノヴェリやサックスのニヴァルド・オルネラスなどが参加しているようです。


とりあえず、聴いたばかりなので細かい感想は言えませんけど、
1973年という時代が感じられる、けしてタイトではなく、ざらっとした感触の作品でした。

近い感じでいうと、Sidney Millerの1974年のアルバムIvan Linsの2ndLo Borgesの1stあたりでしょうか。


ロックっぽいというか、
ロックよりもこの時代のブラジル音楽の方がよりロックな気がします。
うわぁ、ロックだな、これ。
という感じ。


それと、こちらの記事の最下部Francis Himeの同じ73年発表のアルバム、
これのような美しさを感じる要素がけっこうあり、そういうところがまた好きなのかも知れません。
この記事を見て、改めて思いましたが、音楽性とともに時代性って大事ですね。


-----------------
追記
よくよくクレジットを見たら、フランシス・イーミも4曲ほどピアノで参加しておりました。


| music-brasil | 00:07 | - | - |
Astrud Gilberto - Who Needs Forever
ボサノヴァの女性歌手、アストラッド・ジルベルトが歌った中で最も好きかもしれない1曲をYouTubeのリンク付きでご紹介したいと思います。

この曲は非常にボサノヴァらしいメロディー展開、メロディーとコードの組み合わせ、メロディーの意外性が心地よい曲です。







この曲については、以前、こちらに書きましたが、クインシー・ジョーンズが手がけたサントラ『The Deadly Affair』のメインテーマ曲で、英語詞を付けたものをアストラッドが歌っております。


| music-brasil | 11:38 | - | - |
Claudio Lyra ―A Folia da Menina Passarim




この曲が好きで以前よく聴いておりました。


| music-brasil | 23:24 | - | - |
衝撃的な再発ですね カエターノ
大分遅い感想になりますが、カエターノ・ヴェローゾの新企画CDを聴きました。
近年、ボックス仕様で出たあれです。






この再発CD、出ていたことは知ってましたが、買いなおすのはそれなりにお金がかかることなので、ずっと聴かずに過ごしていたのですが、
最近知り合ったLampの音楽を聴いている方にこの度箱ごと貸してもらいまして、聴いた次第です。


カエターノの旧企画盤CDって日本盤も輸入盤もペラペラのサウンドだったので、
「それなりにロー(低域)があげられてるのかな」くらいは想像していたのですが、
僕の想像を遥かに超えた内容に、聴いて思わず笑いました。
一人で。


これ、もう全然違う音楽です。


「今日、カエターノの『Bicho』聴いたんだよね」って言われたら、「どっちの?」っていちいち確認しなければならなくなるくらい違います。


楽器のバランスだけでなく、各トラックにリバーヴやディレイ、
さらにはベースに軽くフランジャー?かけてみたり、
やりたい放題やってます。

「Menino do Rio」とか、イントロで「Menino do Rio」ってわからなかったくらいです。
あのドラムフィルが別物になってました。

「Queixa」とかも切なくなくなちゃっていて。

リズムとかグルーヴだすと、和音やサウンドの切なさが減るなとか、
低音出ると曲のスピード感が変わるなとか、
色々と勉強にもなりました。

『Qualquer Coisa』のアルバムなんて、あの乾いた曇った雰囲気が良かったのに。
アナログな昔の音を愛する音楽ファンのことは考えていませんね。


中々受けいれ難いことばかりですが、カエターノ・ファンでしたら買って損ということはないと思います。
少なくとも、笑えます。違いを楽しめます。
僕はというと、お金に余裕がある人物になったら買います。


元々どういう音で作ったのか、
これはもうオリジナルLPを聴かないと駄目だなと思いました。




| music-brasil | 16:12 | - | - |
「Paixao e Fe」の3つのヴァージョン
ミナスに関わりの深い人物が採りあげてきた「Paixão e Fé」という曲があります。
異国情緒溢れるこの曲。
教会音楽っぽいっていうのかな。
歌詞に耳を傾けると「カテドラル」とか言ってるし。
何とも素敵な雰囲気があります。

今日は僕が知る3つのヴァージョンを紹介したいと思います。


まずは女性シンガーSimoneのヴァージョン。1977年。


シモーネは、よくミルトン・ナシメントやシコ・ブアルキの曲を採りあげます。
僕の場合、『Face a Face』というアルバムに入っているこのヴァージョンを一番初めに聴き、この曲を気に入りました。
聴き返すと、すこしゆったりした感じがします。

クレジットを見ると、好きなミュージシャンの名前がずらり。
バンドリンがベト・ゲヂス(ベトは自身のアルバムでもこの楽器をよく使う)、
オルガンにジルソン・ペランゼッタ、
アコースティックギターがネルソン・アンジェロ、
ガットギターが作曲者のタヴィーニョ・モウラ、
そして、ベースがノヴェリですからね。
名前書き並べているだけでワクワクしてきます。


次にMilton Nascimentoのヴァージョン。1978年。


ミルトン・ナシメントのヴァージョンを2番目に聴きました。
『Clube Da Esquina 2』というアルバムに収録されています。
このアルバムを初めて聴いた時は、音から沢山の喜びを感じたものですが、
この曲のこのヴァージョンを聴いた時もなんともいえない気持ちになりました。
シモーネのヴァージョンとは出だしのリズムが違っていて、すごく新鮮でした。

こちらのクレジットも実はシモーネのヴァージョンと似たような感じです。
鍵盤がジルソン・ペランゼッタではなく、フラヴィオ・ヴェントゥリーニになっているくらいでしょうか。


そして、3つ目がこの曲の作者Tavinho Mouraのヴァージョン。1982年。


タヴィーニョ・モウラのこのヴァージョンは少しロック風のアレンジです。
そこが面白いなと思いました。
こういう解釈も良いな、と。
僕はこの盤を持っていないのですが、1982年のアルバムに収録されているようです。
80年代前半の録音なので、音も良い感じ。
途中から歌で参加しているのは、声からフラヴィオ・ヴェントゥリーニだと思います。
そう聴くと、演奏など、どことなくちょっとフラヴィオの14bisっぽい感じとも言えますね。



そして、最後に、YouTubeでこの曲を色々聴いていたら見つけたヴァージョン。


ギター2本の絡みがとても美しいです。
楽器はそれだけであとは全部声で構成されています。
アコースティックな雰囲気が他と違っていて、また良いですね。
これは、タヴィーニョ・モウラと作詞を担当したフェルナンド・ブラントのヴァージョンということなのでしょうか。詳細不明ですが、とにかく内容は良いです。

これを聴き終わる頃にはすっかりこの曲の虜になっていると思います。

| music-brasil | 00:52 | - | - |
カエターノ・ヴェローゾの名曲名演 ―オウトラ・バンダ・ダ・テーハの時期から

今日はCaetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ)の中で特に好きな曲を紹介したいと思います。

僕は、彼の実質的1stアルバム『Domingo』を除いて考えると、1978年『Muito』から1983年『Uns』までのオウトラ・バンダ・ダ・テーハの時期の録音が圧倒的に好きです。
楽器の音作りが非常に切なくて好きなんです。

今日は、その中でも心の奥深くまで切り裂かれるような、想い入れの強い曲をいくつか挙げたいと思います。

まずは、1983年の『Uns』より人気曲「Voce e Linda」です。


「Voce e Linda」とは、訳すと「君は美しい」ということだと思います。多分。
その名の通り、甘い曲調です。
この硬めのガットギターの淡々とした刻み、エレピの白玉に懐かしいシンセサウンド、
時代を感じさせます。
口笛がまた切なさを惹きたてます。

良い曲って、何のアレンジをしなくても良いんですよね。
この曲が良い例だと思います。
シンプルなまま終わらせることって、けっこう勇気がいることですけど、大切なことです。


次に、1982年の『Cores, Nomes』よりアルバム冒頭曲「Queixa」。


このギターサウンドがしびれます。
これぞ、オウトラ・バンダ・ダ・テーハという音がしています。


『Cores, Nomes』からもう1曲、ラストの「Surpresa」(ジョアン・ドナートとの共作)も載せたかったのですが、YouTubeにありませんでした。
最初に載せた「Voce e Linda」なんて、何十もアップされてるのに。
なぜ。
自分にとっては、カエターノのベスト5に入る名曲なので、これを誰も挙げてないという世間とのギャップを感じました。
こういうこと、しょっちゅうあるんですよね。


気を取り直して、、
次に紹介するのはですね、

カエターノのオリジナルではないのですが、一つ前の記事で紹介したヴィニシウス・カントゥアリアの名曲「Lua e Estrela」をカエターノがカバーしたヴァージョンです。
カエターノの1981年のアルバム『Outras Palavras』に入っています。


コーラス・サウンドが特徴的な曲です。
エレキ・ギターやCPにコーラス・エフェクターをかけた音、
このちょっとピッチ(音程)が不安定な感じ(ずれた感じ)がたまらなく好きです。
イントロのウィンドチャイムの後の音は、アコースティック・ピアノの蓋を開けて低音弦の方を何かでこすった音だと思います。


最後は、1979年の『Cinema Transcendental』より「Menino Do Rio」。


僕はこの曲はジョアン・ジルベルトのカバーを先に聴きました。
出だしのコード進行とメロディーが大好きです。



カエターノ・ヴェローゾのオウトラ・バンダ・ダ・テーハの時期のアルバムについては、こちらの記事をどうぞ。


| music-brasil | 23:41 | - | - |
Vinicius Cantuaria - Vestigios
今日は皆さんに1曲、ものすごく切なくてものすごく良い曲をYouTubeのリンク付きで紹介します。

それは、Vinicius Cantuaria(ヴィニシウス・カントゥアリア)の1982年の1stの4番目に収録されている「Vestigios」という曲です。

最近の僕の目指している音楽の一つがこういう感じで、
という言い方は誤解を招くかもしれませんが、
その影響は音を聴いてもらえたらなんとなくわかるかもしれません。


Vinicius Cantuaria 「Vestigios」




これくらいグッと来る曲が作れたら良いなと思います。


1曲紹介する、と言いましたが、
時間がある方は、同じく1stアルバム収録のこちら「Coisa Linda」も聴いてみて下さい。

Vinicius Cantuaria 「Coisa Linda」




80年代の音って切なくて、そこにこういう良質な音楽が掛け合わさるとなんともたまりません。
| music-brasil | 16:36 | - | - |
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